神に祈って試合に勝つ…4番ラミレス4打点

[ 2010年4月2日 22:37 ]

くも膜下出血…木村拓也コーチ、ノック中に倒れる

 【巨人5―4広島】巨人が誇る重量打線の迫力を、たった1人で見せつけた。4番のラミレスが1―4の劣勢から2打席連続となる本塁打を放って4打点。豪快にチームを逆転勝ちに導いた。
 まずは五回に前田健から同点の2号3ランを左中間に運んだ。それまで2打席は三振に倒れていただけに「あのような好機で打てて満足」と言葉も弾む。さらに七回は勝ち越しソロを左翼席に打ち込み「状態はとても良い。この感じならずっと打っていける」と得意げに笑った。
 試合開始前、木村コーチが倒れ、病院に運ばれた。「頭を切り替えることは簡単ではなかった。ただ、できることは神に祈って試合に勝つこと」。チーム全体に動揺が走ってもおかしくない状況で、今季も4番に座るラミレスの存在感が際だった。

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2010年4月2日のニュース