2ラン2発!セギノール大暴れ5打点!

[ 2008年8月16日 06:00 ]

<楽・西>1回2死二塁、楽天・セギノールが移籍初アーチを左翼へ放ち、ベンチ前でパフォーマンス「オリンピア」を見せる

 【楽天9―4西武】プレーオフ進出請負人が来日3試合目で爆発だ。セギノールが2本塁打を含む3安打5打点。初回の左中間席中段への先制2ランでチームに勢いをもたらすと、3回は右前適時打。4回には代わったばかりの岩崎から右中間席へ2本目の2ランを叩き込んだ。

 本塁へ生還後には左手を天に突き上げ、右手は拳を作ってポーズを決めた。名付けてミスターオリンピア。「今は五輪中だからね。今度は北島をまねたポーズをしたいね」とオリックス、日本ハム時代から陽気な性格として知られるパナマ人はパフォーマンスも全開だ。「時差ボケが直ったら、テレビを見て新作も考えている」と、ザ・たっちの「ちょっと、ちょっと、ちょっと」以来のお笑いパフォーマンスも約束した。左かかとの古傷は今も完治していないが「やればできる」と日本語でプレーオフ進出を誓った。
 橋上ヘッドは「会話と刺激を与え、いい方向に向かわせている」と元気がないリック、フェルナンデスへの相乗効果にも期待を寄せた。
 まだ借金は10。野村監督は試合後恒例のテレビインタビューを行わなかったが、歩きながら「きょうはセギノールに聞いたほうがいいだろう」と6月27日のソフトバンク戦以来12カードぶりの勝ち越しに穏やかな表情を見せた。身長1メートル94、92キロの“巨大新戦力”が巻き返しの起爆剤となりそうだ。

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2008年8月16日のニュース