「アリジゴク」中日11年ぶり3試合連続零敗

[ 2008年8月16日 22:34 ]

7回、ヤクルトに先制され、肩を落とす中日先発の佐藤充

 【中0-2ヤ】ホームがあまりにも遠かった。中日は最下位だった1997年8月以来、11年ぶりとなる3試合連続の零敗。試合後、30分以上経過してから姿を現した落合監督は「アリジゴクに入ったようなもの。自分が何とかしなきゃと連鎖反応を起こしている」と淡々と話した。

 1回、先頭の井端が出塁したが、岩崎がバント失敗。李炳圭の四球で一、二塁としてもウッズ、和田が続かない。4回まで毎回得点圏に走者を進めながら、あと1本が出ない。5回以降はわずか1安打で、34イニング連続無得点。力投した佐藤充もこらえ切れずに、7回につかまった。

 4連敗で勝率は5割。「あしたから開幕だと思ってやればいい」と指揮官は話すが、折り返してから貯金がなくなるのは落合監督が就任してから5年目で初めてのこと。4年間、常に優勝争いをしてきたチームが、Bクラス転落のがけっぷちに立たされている。

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2008年8月16日のニュース