中継ぎ陣崩壊… 金本もイライラの試合内容

[ 2008年8月16日 06:00 ]

<神・横>5回裏無死一塁、金本は捕邪飛に倒れ、悔しそうな表情をみせる

 【阪神4―11横浜】阪神の金本が珍しく怒りをあらわにした。4―11と大量リードを許した9回1死無走者。横山の3球目が金本の胸元をかすめた。続く4球目で空振り三振に倒れると、ベンチに戻りながら高くバットを放り投げて、危険なボールに抗議した。

 「あそこに来る必要があるのか。一番いけないのはその後。“悪い”とか一言あっていいんじゃない」と、捕手の相川の態度をとがめた。岡田監督も怒りで顔は真っ赤。「最下位のチームとそんなことやりたくないけどナメられたらあかん。あしたは知らんで」と意味深なコメントを残した。
 まさにイライラの募る試合内容だった。1―3の7回に中継ぎ陣が崩壊し、今季ワーストの1回7失点。リーソップが2点を失うと、後を受けた渡辺も押し出し四球などで崩れた。五輪で藤川が抜けた8月、岡田監督が期待を寄せていたのが、この2人だっただけに今後の戦い方に不安は残る。巨人が敗れたために優勝マジックは1つ減って35となったが、後半戦2勝6敗の虎に前半戦の強さは見られない。

続きを表示

2008年8月16日のニュース