中国が歴史的1勝 タイブレーク制した

[ 2008年8月16日 06:00 ]

 【北京五輪 野球・中国8―7台湾】開催国の中国が歴史的な1勝を挙げた。台湾戦は2―2のまま延長10回を終え、今大会から導入された「タイブレーク方式」に突入。無死一、二塁の状況からスタートするルールで、延長11回は両軍バントで送ったものの無得点。しかし、延長12回表に4点を奪われ、万事休すと思われたその裏1死満塁から王超(ワン・チャオ)が左前打。押し出し四球で1点差とし、2死満塁から侯鳳連(ホゥ・フェンリァン)が同点の右前打を放った。さらに右翼からの返球を一塁手が落球する間に一塁走者もホームイン。劇的なサヨナラでの五輪初勝利に、ファンは優勝したかのような大騒ぎとなった。

 02年から中国の指揮を執るジム・ラフィーバー監督は「言葉にできない。歴史的な勝利。ワールドシリーズも経験したが、私のキャリアの中で最も素晴らしい勝利だ」と感激の面持ち。タイブレーク方式については「非常にエキサイティング。多くの戦術があって私はいいと思う」と話した。

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2008年8月16日のニュース