鳥取西 手負いのエースが逆転打

[ 2008年7月22日 06:00 ]

 【鳥取西2―1鳥取城北】鳥取西は劇的な逆転勝利で3年ぶりの聖地切符をたぐり寄せた。大会前の今月上旬に左股関節を痛めたプロ注目右腕、小畑が1点を追う9回1死一、三塁から逆転2点二塁打。「仲間に支えられてここまで来た。絶対に打ちたかった」と声を弾ませた。疲労から来る痛みに、一時は立てないほどで「歩くのも苦労した」。決勝戦も登板できず、今大会は2試合で5回1/3を投げただけ。甲子園まで行けば、マウンドに立つチャンスも出てくる。まさに執念の一打だった。23度目の甲子園初戦は大会初日の第3試合に決まった。「できれば甲子園のマウンドで投げたい」と小畑。伝統校のプライドを胸に聖地へ乗り込む。

 ◆鳥取西(鳥取)1873年創立。文武併進が校訓で県内有数の進学校。

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2008年7月22日のニュース