マー君右肩炎症 五輪出場は微妙に

[ 2008年7月22日 18:25 ]

西武戦の試合前、寂しげにフェンス際を歩く楽天・田中

 北京五輪野球の日本代表にプロ選手としては史上最年少の19歳で選出された楽天の田中将大投手が22日、埼玉県所沢市内の病院で診察を受け「右肩の上腕二頭筋長頭部の炎症」と診断された。23日に出場選手登録を外れる。7月31日からのオールスター戦は出場辞退が濃厚で、五輪出場も微妙になった。

 21日に痛みを訴えたという田中は「肩(の故障)は高校生のときにもやっていない。蓄積です」と険しい表情で話し、五輪参加については「分かりません。様子見です」とだけ話した。

 田中の故障を伝えられた日本代表の星野監督は「心配は心配。もし長引くならば対応しないといけないが、いまの時点では様子を見るしかない」との談話を出した。

 チームトレーナーによると関節唇や腱板に傷はなく「軽症。1週間ほどノースローにして様子をみる」という。23日からは仙台のチームドクターの診察を受ける。

 野村監督によると、田中は19日のソフトバンク戦(Kスタ宮城)の七回あたりで違和感を覚えたと説明したという。野村監督は「五輪(の出場)はやばいのではないか。投球フォームのバランスからもう一度やり直さないといけない」と話した。

 ▼楽天・田中将大投手の話 肩は高校生のときにもやっていない。蓄積です。金属疲労のようなものです。早く治して頑張りたい。五輪は難しい? それは分かりません。様子見です。

 ▼野球日本代表・星野仙一監督の話 もちろん心配は心配です。もし長引くならば対応しないといけないが、いまの時点では様子を見るしかない。

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