広島 プレーオフ進出遠のく7連敗

[ 2008年7月22日 23:05 ]

 【広1-7中】試合後、バスに乗り込むまでの通路を広島ナインが足取りも重く引き揚げていく。プレーオフ進出の夢が遠くへかすむ昨年7月以来の7連敗。9日に勝率5割に達したことが遠い昔のように、どの顔も疲れ切っていた。

 この連敗中で、計11失策。投手陣の不調が影響してか、守りのリズムが大きく乱れている。この日は1―0の3回2死二塁でミスが重なった。荒木の二遊間の打球を、遊撃手の小窪が捕れず、中前に抜かれた。さらに中堅の赤松が、どう見ても走者を刺すのは難しいタイミングの本塁へ返球。これが悪送球となり、打者走者が三塁に達した。

 試合はまだ序盤。強肩とは言い難い赤松だけに、ここは確実に二塁に返球すべきだったはず。今季若返りを図ったチームの、若さがマイナスとなったプレー。この回の5失点のきっかけとなった局面に、ブラウン監督は「赤松は判断ミスだった。3回で勝負が決まった感じ」と嘆いた。

 先発、中継ぎの柱のルイス、横山が故障で戦列を離れてから、迷走が始まった。このまま11年連続のBクラスに沈むのか。広島が正念場を迎えた。

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2008年7月22日のニュース