オリックスが5位浮上 近藤6勝目

[ 2008年7月22日 21:26 ]

 【オ4-2ソ】オリックスは2回、日高の2ランで先制し、その後もカブレラと森山の適時打で加点。継投で逃げ切り、5位に浮上した。先発の近藤は6回無失点で6月3日以来の勝利。ソフトバンクは高谷の2ランで追い上げたが、届かなかった。

 2軍落ちも経験したオリックスの近藤が、約3週間ぶりの先発マウンドで6回を6安打無失点。6月3日以来の勝ち星となる6勝目に「うまく粘れたと思う。結果が欲しかった」と喜びをかみしめた。

 大石監督代行が「連打されるのが多い。走者を背負ってからの投球に尽きる」と指摘していた課題を、近藤も自覚していた。「ボールをもらってもすぐ投げずに、間合いを取った」。はやる気持ちを抑えながら変化球を有効に使い、三塁を踏ませないまま、中継ぎにバトンを渡した。

 先発陣の苦しいやりくりを強いられている状況で、右腕の復調は大きい。清川投手コーチは「2軍で自分を見つめ直せた」と評価した。ひと回り成長した姿を見せた近藤の好投で、チームは12日ぶりに最下位を脱した。

続きを表示

2008年7月22日のニュース