松井秀「今年はもう守ることはないかも」

[ 2008年6月28日 11:20 ]

 左ひざ痛が故障者リスト(DL)の期間中に治るものでないのは、松井秀自身が分かっている。「治すにはちょっと期間が短い。1回鎮めてそこからまた、という感じだと思います」。チームがシェイ・スタジアムに向かい、静かになったヤンキースタジアムで話した。

 左ひざ痛との付き合いは長い。初めて痛めた巨人時代の1998年、プレーを続けながら状態を戻し、本塁打、打点のタイトルを獲得した。「でも今回はちょっと違う。どちらかといえば(右ひざの手術が必要だった)去年に似ている。シーズン中に手術することにはならないだろうけど、水を抜きながら、炎症を抑えながら、やることになる」
 復帰後はできる範囲でチームに貢献するしかない。「今年はもう守ることはないかもしれない」と漏らす。「これ(DL入り)をいいことだと思って、あとは準備するだけ」。治療、トレーニング、それに打撃の感覚の維持。最短復帰の7月8日までは、試合を離れた指名打者にとって、短い10日間となる。(共同)

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2008年6月28日のニュース