ダル秘密兵器フォークで奪三振ショー

[ 2008年6月28日 06:00 ]

<オリックス・日本ハム>3回1死満塁のピンチを併殺で乗り切りガッツポーズのダルビッシュ

 【日本ハム4―3オリックス】日本ハムはエースのダルビッシュ有投手(21)が、最速152キロの直球とフォークを操って7回を5安打2失点ながら、10奪三振の快投。“エースの投球”で今季8勝目をマークした。

 リーグ戦再開。いきなりダルビッシュが進化した姿を見せた。最速152キロの直球に“秘密兵器”の高速フォークを解禁。7回2失点も10奪三振のショータイムだ。
 「低めのフォークが切れた。ツル(鶴岡)さんから“バンバンいく”と言われてたんで。しっかり腕を振り、いい高さから落ちてくれた。140キロでスプリットみたいな感じですかね」
 初回、2番の村松をフォークで空振り三振。カブレラはスライダーだったが2回はローズ、北川、日高をすべてフォークで5者連続三振。4回、日高に逆転2ランを浴びたが崩れない。残る5三振のうち、4つがフォーク。面白いようにバットは空を切った。4月18日のソフトバンク戦以来、今季3度目となる2ケタ奪三振10すべてを空振りで奪った。
 昨年12月アジア最終予選(台湾)の台湾戦でもフォークを投げたが、右腕は「あの時のフォークとは違う」と言い切る。今年1月、野茂(元ロイヤルズ)と合同トレを行い、フォークを直伝された。自身で改良を加えて“ダル流高速フォーク”が誕生。これまでひじに負担をかけるという理由で多投を避けてきたが、前回登板の17日、広島戦の終盤に投げて「投げ方をつかんだ」。中9日あった“休養”も幸い。秘密兵器の精度を磨いた。
 7回111球。8回に味方打線が勝ち越したこともあってマウンドを降りたが、エースの役割は全う。チームは首位・西武と並んで40勝に到達した。ここまで122回2/3はリーグ最多投球回数だ。ダルビッシュは「チームに最初に白星を付けられて良かった。僕の勝ちはいらない。チームが勝てば」と話したが、北京五輪で離脱するまで登板は4試合。もちろん負けるつもりはない。
 北京五輪開幕まであと41日。白星とともにつかんだフォークの手応え。ジャパンのエースが金メダルへの“アイテム”を1つ増やした。

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