松坂“リベンジ”9勝目 5回2安打無失点

[ 2008年6月28日 09:36 ]

アストロズ戦に先発したレッドソックスの松坂

 米大リーグは27日、交流戦などを行い、レッドソックスの松坂大輔投手がアストロズ戦に先発、5回2安打無失点の好投で復帰後初勝利を挙げ、今季9勝1敗となった。5月22日以来の勝利。岡島は4番手で投げ、2/3回を2安打1失点。レッドソックスは6―1で勝った。。松坂は、7失点で今季初黒星を喫した前回のリベンジを果たした恰好だ。

 ≪松坂に「切れ」戻る≫前回メジャー最短の1回0/3で降板した屈辱は忘れない。1回は3者三振に仕留める気迫の立ち上がり。速球で押し込み、最後はスライダー。先頭ボーンから3番テハダまで全員同じような配球でバットに空を切らせると、胸を張ってベンチに戻った。5回は2四球と安打で二死満塁とされたが、2番のニューハンを遊飛に仕留め、珍しくグラブをたたいて喜んだ。
 右肩に違和感を感じたのは、ちょうど1カ月前の5月27日。軽症だったが、不本意な故障者リスト入りし、経験のないシーズン中の休養に戸惑った。だから、7失点で今季初黒星を喫した前回の不調は「予想していた出来事の一つ」と客観的に分析し、消化した。チームはちょうどシーズンを折り返した82試合目。後半戦に向け、背番号「18」が切れを取り戻した。

 ▼松坂の話 ブルペンから腕が振れていた。試合でも同じように腕を振ることを強く意識した。みんなに、やっと帰ってきたな、おめでとうと言われた。(共同)

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2008年6月28日のニュース