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50センチ超ドナルドソン来た! しょう油漬け“サカナ”に最高!

[ 2016年12月14日 05:30 ]

50センチ超のドナルドソンを釣ってご機嫌
Photo By スポニチ

【あかりの“管釣りっ”ちゃおう!!】群馬県・川場村川場フィッシングプラザ
 冬場の管理釣り場選び。水温が安定し、放流されている魚のコンディションが良いのが一番。ふくだあかりが出掛けたのは群馬県川場村の「川場フィッシングプラザ」。常連になっている“管釣り”で寒さも吹き飛ばす“快釣”を体験。

 ◎冬でも水温下がりすぎず“快釣”
 今年の冬はなんだかおかしい。11月に54年ぶりにもなる雪が降ったかと思えば、12月に入ってもコートのいらない春みたいな陽気になったりと、気候が安定しない。海でも水温が下がらず、冬の海にならないなんて話を聞いたりするけれど、それはシーズンインした管理釣り場も一緒。今季は釣果にムラがあるみたい。そんな時には湧き水で管理されている釣り場さんに行くのが一番!

 今回、お世話になった川場フィッシングプラザは、夏でも水温が上がり過ぎず、冬でも下がり過ぎずに比較的安定している釣り場。しかもここの魚は釣り場近くの自社の養殖場で卵を受精、ふ化させるところから大切に育てている魚だから、管理も行き届いているし、搬送のストレスが少ないから状態も良く元気!私との相性もいいのか、この釣り場さんで釣果が出せなかったことはないほど。

 釣行した日も朝の気温が氷点下2度という予報だったから、午前6時オープンだったけれど7時に釣り場に入るという重役出勤だったにもかかわらず、朝から40センチの中型を朝イチ定番の赤金スプーンでゲット。その後はミノーでイワナをキャッチしたり、シルエットの小さいスプーンで小型のニジマスと戯れた後は、お待ちかねの放流タイム!

 放流場所を事前にリサーチしておいて、放流時間のちょっと前に現場に入り、これまた放流には“テッパン”の赤金をセッティングしてスタンバイ。ドバドバっと景気よく放流されると、わずか5分もたたないうちに釣り場のいたる所でドラグ音が。もちろん私にも即ヒット!右往左往に粘りのある引きを楽しませてくれたのは、50センチオーバーの太ったドナルドソン。その後も放流効果が切れるまでは入れ掛かり状態が続き、おかしな気候にも左右されることなく、大満足の結果になりました。

 ◎卵絞り体験も
 そして今回は魚が卵を持っている時季と重なったので、貴重な卵絞りの経験をさせていただくことに。まずは魚を麻酔が入った水で泳がせて動かなくさせ、それから卵を絞る。魚が眠っている状態なので、筋肉が緩んでいるから、おなかをちょっとしごくとたちまちポロポロと卵が出てくる。小型のもので1000個、大型のものだと3000個近い卵を持っていて、3匹絞ったら手おけがいっぱいになるほど。通常はそこに雄の精子をかけて受精させるんだけれど、今回は食用にお持ち帰り。熱湯でさっと洗って粗熱を取り、しょう油や麺つゆで漬け込み、一晩たてばマスイクラのしょう油漬けの完成

 サケのイクラよりも2回りほど小さいけれど、そのぶん皮が薄くてかなりうまい!これはお酒が進みます。タッパーいっぱいのイクラのお土産に釣りよりテンション上がったかも(笑い)

 今回は釣りももちろん楽しかったけれど、卵絞りという普段はできない経験をさせていただき釣り場さんに感謝!また来年もやらせてもらいに行かなくっちゃね。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。

 ▼釣況 川場フィッシングプラザ(群馬県利根郡川場村萩室63)=(電)0278(52)3633。1日券(午前6時から午後5時)4500円。女性、中学生以下3500円。ほか各券種あり。レンタルタックルあり。

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