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鼻高々ハナダイ4匹 “おい”のリクエストに発奮 ファーストヒットで33センチ 平塚・庄三郎丸

[ 2024年4月11日 04:30 ]

良型を含めハナダイ4匹をゲット!ミッションは無事に成功
Photo By スポニチ

 【石坂衣里の何でも釣ってやろう!】癒やし系の“釣り姉貴”こと石坂衣里が、神奈川県平塚・庄三郎丸のライト五目船に乗船した。ハナダイ、マアジといった多彩な魚種が楽しめるのが魅力だが、今回は何やらミッションがあるようで…。

 「最近、衣里から魚が届かないなぁ」と姉から連絡がありました。どうやらおい(14)が私の釣った魚を楽しみにしているよう。可愛いおいのリクエストなら、いろいろな魚で食卓を飾りましょうと意気込み、庄三郎丸のライト(LT)五目船へ。現代っ子は魚の骨が苦手なんて聞きますが、おいも同じです。でも、私の釣った魚だけはバクバク食べてくれるんです。今回はいつも以上に気合が入っています。

 ポイントは平塚沖(水深約40メートル)。まずはハナダイ狙い。指示ダナは底上3~12メートル。ウイリー仕掛けを落としシャクリ始めようとした時、あれ、どうやって誘うんだっけ?となぜかド忘れ。同乗者の釣り方を見て思い出しながら誘った瞬間、まさかのファーストヒット。これは幸先良すぎ。しかも上がってきたのが33センチの良型ハナダイだったから鼻高々。ひとまずおいへのお土産が確保できたので一安心して、リラックスしながら釣りをしているとすぐにまたグググンッ。もしかして、今日はツイている?とニヤニヤしながら巻き上げていると、ス~ッと竿が軽くなりまさかのバラシ。ハリ掛かりが甘かった。

 褒めてもらうには、あと数匹は釣りたいところ。時間は十分あるので、餌付けも釣り方も丁寧を心がける。全てはおいに褒めてもらうために。次は水深20メートル前後のクロダイのポイントに移動。指示通りに待ち時間を長めに取り、当たりを待ったがここでは反応なし。続いては水深60メートルでマアジ狙い。釣れるには釣れるのですが、なぜか体高が低い魚ばかり。SNSに「マアジがなんか細い?」と載せたところ「細いのはアジじゃなくてマルアジだからです」との回答。さらに「尾ビレの手前に脂ビレがあるのが特徴です。あとは胸ビレがゼイゴのカーブに対して短く感じると思います」と豆知識を教えてくれました。SNS凄いな。

 この日はハナダイとの相性がバッチリで、午前11時ごろまでに計4匹という好調さ。これで褒められる!と思っていても、さらに追加したくなるのが釣り人のさが。もうひと頑張りと思った途端、大雨と強風による悪天候で、無念のタイムアップとなりました。

 帰りはそのまま姉の家に直行し魚をお届け。春休みで家にいたおいにハナダイを見せると「衣里、凄ーい!」。欲しかった言葉がもらえました。釣りを楽しんだ上、喜んでくれる人がいる。何よりの幸せ。プレゼントしたハナダイは天ぷら、お刺し身、アラ汁にして残さず食べてくれたとか。

 食べさせるだけでなく、今度は釣りに誘ってみようかな。

 ◇当日のタックル 竿=ライトゲームSSモデラートTYPE64M235、リール=プレイズ600(以上 シマノ)

 ◇石坂 衣里(いしざか・えり)1979年(昭54)生まれ、群馬県出身。釣り糸「サンヨーナイロン」アンバサダーとして活動。ヘラやトラウトの淡水のほか、沖釣りへも通い詰める。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時半、乗合料金は1万1500円。そのほかタチウオ船、メダイ船も出船中。

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