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ド迫力!!ルアーでサワラ ミノーでワンキャストワンヒット 新潟県東港沖

[ 2024年2月17日 04:30 ]

青木友哉さん(左)と直史さん親子はダブルでサワラをヒット
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】新潟県東港沖のサワラが活発に釣れている。高水温の影響からか例年より1カ月早い開幕。ミノーがメインのルアーフィッシングは手応え抜群な上、魚影は濃厚で数釣りが楽しめる。(スポニチAPC・菅野 順也)

 普段は餌釣り主体に楽しんでいる筆者を、ルアーマンに変身させるのが東港沖のサワラだ。

 初めてこの釣りに挑戦したのは9年前のこと。タックルはシンプルなのに、ヒットした際の手応え抜群。すっかりハマってしまったのだ。サワラ釣りコーナーが設置されている、新潟東港に近い鈴木釣具店のオーナー・鈴木則久さんは「ここでサワラが釣れるようになって十数年ですが、昨年は最も悪い年でした。その分、今年は早くから絶好調が続いている感じですね。さまざまな条件が重なって群れが入ってきています」とにこやかに語る。

 おすすめのルアーを購入して、紹介された第三大栄丸Jr.に乗船。この日は午後船で出船。かじを握る吉田将輝船長は「午前船ではミノーでよく釣れていて、入れ掛かり時間が長く続いていました」とニンマリ。さらに「活性が高い日はミノー系で浅いタナを、魚が沈んだらシンキング系ルアーで宙層を狙ってください」とアドバイス。期待が高まったところで「はい、どうぞ」と合図が出た。

 初っぱなから好調ムードで、合図の直後に「バシャッ、バシャッ」と水面を切り裂くような激しい音が響いた。ヒットさせたのは山形県長井市の青木友哉さん(28=会社員)で「サワラのルアーフィッシングは昨年から挑戦し始めました。目の前で食い付くところが見えることもあるので、迫力がありますね」。同乗した父親の直史さん(59=同)も「息子は結婚してから一緒に暮らしていないので、こうやって釣りを楽しめるのはうれしいですね」と続けてヒットさせていた。

 群れはとても濃く魚探には真っ赤な帯が映し出されるほど。筆者のロッドも連続で曲がった。ワンキャストワンヒットは当たり前!バラしたとしても、別の魚がルアーを奪い合うように食ってくるド迫力シーンが目の前で展開されることもあった。

 この日は終始、活性が高くミノーを中心に好追い状態。「ジジー、ジジー」と軽快なドラグ音が、最後の一投までやむことはなかった。(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ≪東京から訪れお土産確保≫サワラを求めて遠方から訪れる人もいた。東京都府中市の安部貴弘さん(35=会社員)は「妻の実家がある新潟県三条市に帰省して、ここに釣りに来ました。たくさん釣れたので喜ばれそうです。焼き物や刺し身などでいただきます」とお土産を確保しホクホク顔だった。

 ◇当日のタックル 道糸=ヤマトヨ「マークレスPE8」1.5号、リーダー=同「フロロショックリーダー」60~80ポンド、ルアーフック=がまかつ「トレブルSP・MH」♯6~4。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、新潟東港・鈴木釣具店=(電)0254(27)2639。出船時間は午前6時半、乗合料金は7000円。

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