×

渓流釣り解禁「レディース釣り教室」でアマゴやイワナゲット!笑顔の花咲く 滋賀・東近江市の奥永源寺漁協

[ 2024年3月27日 05:30 ]

センス抜群の竿さばきで、参加者トップの15匹をゲットした池田さん
Photo By 提供写真

 愛知川上流漁協から改名して新たなスタートを切った滋賀県東近江市の奥永源寺漁協、渓流釣り解禁から間もない今月16日に愛知川支流の神崎川に架かる神崎橋上流で行われた「レディース釣り教室」に鮎匠会の永岡克成氏とともに講師として招かれた。自然豊かな渓流で竿を出し、全員が20~24センチの良型アマゴとイワナを釣り上げて満面の笑みを浮かべていた。皆さんは、これからも本格的に川釣りに挑戦したいと意気込んでいた。 (スポニチAPC、鮎匠会・横山 芳和)


 全国屈指の放流量を誇る奥永源寺漁協の池田則之組合長は、先々代がイワナの養殖に成功して全国に広め、現在も引き継がれている池田養魚場(スポニチ釣り指定店会)の社長。毎週大量の放流を行っているので上流から下流まで魚影は濃い。釣り人も半端なく多いという好環境の方程式が成り立っている。今回もイベント用に多くのアマゴの直前放流でビギナーでも釣れる状況を整えてくれた。

 雪代混じりの低水温は、午前中からの強い日差しで7度まで上昇し釣り日和。参加者は、午後1時に道の駅「奥永源寺渓流の里」に集合。当初予定の5人と飛び入りの3人を合わせ8人。年代は、学生から50代の主婦で簡単な基本をレクチャーし釣り場に移動。

 仕掛けをセットし、イクラを餌に実釣に入った。魚影が見て取れる流れに仕掛けを投入するが、投入位置や流し方が定まらず、食い合わせもできないために全く釣れない。そこでマンツーマンで手ほどきをして、小さなアタリに合わせて針掛かりさせてみせると、不思議そうに見入って歓声が上がった。

 続いて自分で流すと、目印がスゥーと水中に入るアタリが出た。声掛けして合わせると、竿が大きく曲がりキャーキャーという歓声とともに引き抜いて取り込んでみせた。

 ゲットしたアマゴを自慢そうに私たちに示して、満面の笑みを浮かべた。私たちも至福の瞬間を共有させてもらった。その後もアドバイスを加えながら、各自が試行錯誤して釣果を伸ばしていた。

 初めて竿を手にした池田杏奈さんは「釣れた時の感触が、こんなに強く衝撃的とは思わず感動した。今後はアユ釣りなどいろいろな釣りに挑戦したい」とほほ笑んだ。杏奈さんはセンス抜群の竿さばきで、参加者トップの15匹をゲットした。

 いつもご主人とともに釣りを楽しむ3年目の宮松千尋さんは「今回参加して新たな発見ができてレベルアップにつながった」とうれしそう。

 釣りを始めたばかりの学生・諸戸柚葉さんは「自然の中で清らかな川の魚を釣り上げることができて幸せを満喫できた」と可愛らしい笑顔を見せた。午後3時までの実釣予定は、皆さんの要望で4時までに延長される盛り上がりで納竿。釣果は3~15匹と、皆さんに渓流魚の強い引きの感触を経験してもらうことができた。

 今回のイベントでは参加者に渓流釣りの魅力を感じてもらうことができ、楽しそうな笑顔に出会えて幸せな時を過ごせた。池田組合長は、この会を拡大させて釣りの振興と町おこしで地域の活性化につなげたいと意気込んでいた。問い合わせは「奥永源寺漁業協同組合」(電)0748(29)0620、「池田養魚場」(電)0748(29)0351へ。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る