×

ヤマメだ!いきなり50匹 関東解禁!!まさに釣り日和 東京・秋川

[ 2024年3月2日 04:30 ]

小一時間で約20匹を釣った82歳の峯岸好男さん
Photo By スポニチ

 【渓流2024】関東地方の主要河川で1日、渓流釣りが解禁した。予想された雨は多くの釣り場で未明にやみ、東京・秋川では美麗ヤマメやニジマスが次々と竿をたわませる風景が見られるなど、まずまずのスタートを切った。各河川の状況もリポートする。

 週初めは終日雨とみられた天気が一転、曇りのち晴れの予報に。みぞれも夜半にやみ、気温も16度まで上昇する釣り日和となった。この日、秋川で解禁されたのは沢渡橋から上流全域。秋川漁協によるとヤマメは先月末に成魚8万匹、ニジマス1万5000匹を放流した。ヤマメは昨年中に稚魚15万匹、発眼卵13万1500粒も放たれた。

 川面に下りやすい戸倉、十里木地区は共に約30人が竿を出した。

 戸倉でビクをパンパンに膨らませていたのは、東京都あきる野市の平野紀之さん(35=会社員)。黄緑のスプーンがハマり「50匹ほどかな。上流で結構釣れた。ニジマスが多め。尺近いのもいる。ヤマメもそこそこ」と笑顔で下流へ。同青梅市の峯岸好男さん(82)はイクラやブドウ虫で餌釣り。大岩裏のトロ瀬で約20匹を釣り「天気が大丈夫そうなんで急きょ来た。ココに魚がたまってた。小一時間でこの釣果。3日は地元の多摩川上流が解禁だし帰ります」と午前10時前に納竿した。

 川を上ると、檜原村役場を過ぎた辺りから雪景色に。ひんやりした空気の中、大里地区の北秋川で1人竿を伸ばす地元・檜原村の清水富蔵さん(66)は「朝イチで20匹ほど釣ってから食事に帰り、もうひと釣りです。ヤマメは小さいけど、この時季ならではの楽しさがある」と久々の引きを楽しんだ。

 漁協によると「急に天気が良くなり、例年に比べると人は少なめ」。午前の早い段階で約200人が入川した。秋川は中流域が9日、下流域が16日、共に正午解禁となる。(岩田 浩史)

 ≪ヤマメ来た20匹≫
 ◎奥道志川(山梨県) 未明からの降雪で約10センチの雪が積もった。気温5度、水温は7度で、入川者は約150人とややまばら。中流部の和出村集落下では、午前9時から竿を出していた相模原市の三樹忠雄さん(75=自営業)は、22センチ級のヤマメを10匹以上釣り上げご満悦だった。全川では平均で7匹、多い人は20匹釣った人もいた。漁協では7日、15日に追加放流を予定しており、今後が楽しみ。

 ≪18~20センチを30匹≫
 ◎桂川(同) 入川者は約500人を集めた。支流の鶴川・葛野川・笹子川などでよく釣れており、18~20センチを多い人で30匹前後とまずまずのスタートとなった。

 ≪支流で30人奮戦≫
 ◎酒匂川(神奈川県) 本流は濁りと増水で釣りができない状況。支流の世附川・玄倉川・中川の入川者は約30人ほど。18~22センチのヤマメが3~5匹程度釣り上がっていた。

 ≪20~25センチ主体に≫
 ◎狩野川(静岡県) 早朝の気温は10度、水温8度で、入川者は全川で約55人だった。漁協によると、前日の雨の影響で濁りが残り、全体に10~20センチの増水となった。本流では矢熊橋付近でアマゴ5匹程度、支流の持越川が追いは良くトップで16匹。放流物が主体ながら20~25センチ主体に釣れていた。
(スポニチAPC・諏訪本修三)

 ▼釣況 秋川漁協=(電)042(596)2215。入漁料は日釣り券2500円、年券8000円(共に税込み)。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る