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【バリバスカップ2024黒保根サーモン釣り大会】夢をつかんだドリームサーモン 

[ 2024年4月18日 04:30 ]

13日の大会で71センチのドリームサーモンを釣り優勝した清瀧さん
Photo By スポニチ

 【VARIVAS】「バリバスカップ2024黒保根サーモン釣り大会」が13、14日の両日、群馬県桐生市の管理釣り場・黒保根渓流フィッシングで開催され計70人が参加した。13日は前橋市の清滝拓哉さん(27=会社員)が71・0センチ、14日は埼玉県深谷市の内田修さん(39=同)が75・0センチのドリームサーモンを釣り上げ優勝した。(久世 明子)

 【13日=参加33人】
 3投目にグッと重量感が伝わり、清滝拓哉さんのロッドがひときわ大きな弧を描いた。新井裕貴オーナーによる、大会用の“大盤振る舞い”放流前にヒットしたのは、念願だった70センチアップのドリームサーモン。他を圧倒する一匹に「放流前に釣れたのは大きな意味がある」と声を弾ませたが、放流タイム後には周囲でも良型が次々と上がり始める。

 午前11時に検量開始。2位との差はわずか1センチで「最後までドキドキでした。初出場した大会で優勝できてめちゃくちゃうれしい」と満面の笑み。多くの賞品をマイカーのトランクに入れると「これから新潟でタイラバ釣りに行きます」。その足で北に向かった。

 【14日=参加37人】
 早朝は気温7度、日中は25度近くまで上昇し“熱戦”となった。優勝した内田修さんは、放流後に「大物が泳いでいるのを確認。巻いてきたスプーン(2・8グラム)を追っているのが見えたので、信じて巻き続けました」。ヒットして近くまで寄ってきたが、腹太の75センチは5・2キロ。あまりの大きさに「ネットに入れるのが大変だった。収まってよかった」と胸をなで下ろした。

 2018年から月1、2回ペースで通い続け、初の70センチアップが2日間の大会での最大魚となった。「“ガォー”にします。次はいつ大物が釣れるか分からないので」と内田さん。「ガォー」とは大物を釣った者だけが発注できる頭部だけの剥製のこと。大物師の“勲章”でもある。

 ≪ルアー専用池に“ブランドマス”≫黒保根渓流フィッシングのルアー専用池に放流されているのは、施設内にある養殖場で稚魚から育てた“黒保根ブランド”のマス類だ。マイトサーモンはヤスオマス、ドリームサーモンはスチールヘッドの3倍体、ストロベリーサーモンは栃木県産のベッピンオトメサーモンの稚魚にイチゴを混ぜた餌を食べさせたものなど。新井オーナーが「大物狙いの釣り人の夢をかなえたい」と釣り人ファーストで試行錯誤を続けている。

 ◇大会成績(1匹の全長=単位センチ)

 ≪13日≫(1)清滝拓哉(前橋市)71・0=ドリーム(2)渡辺宗一郎(我孫子市)70・0=マイト(3)木口貴史(座間市)66・0=同
 ▼銀桜サーモン賞(1)木口香織(同)50・0(2)吉田悠人(船橋市)49・0

 ≪14日≫(1)内田修(深谷市)75・0=ドリーム(2)武井亮太(みどり市)65・0=同(3)原田琉之介(稲城市)58・0=マイト
 ▼銀桜サーモン賞(1)谷島亮介(結城市)53・0(2)森一馬(越谷市)51・0(敬称略)

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