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兵庫県・淡路島の東浦 花見ガレイのシーズン到来 45センチ座布団カレイをゲット!!

[ 2024年4月10日 05:30 ]

41センチと39センチのカレイを釣り上げ笑顔を見せる釣友                          
Photo By スポニチ

 桜の開花から早くも満開、それと同時に待望の「花見ガレイ」のシーズン到来です。そこで、大物狙いに定評ある兵庫県・淡路島の東浦にある森漁港前の一文字波止へ釣行。早朝は悪天候と活発な餌取りに四苦八苦したが、引き潮になり、期待した潮が走り出した直後に強烈なアタリで、浮いてきたのは45センチもある淡路島では最大級の見事な座布団マコガレイ。釣友は大当たりして41センチを頭に大型を5匹と花見ガレイ開幕は最高のスタートとなった。 (スポニチAPC・松尾 幸浩)

 花見ガレイとは、桜の花が咲くころに釣れるカレイの通称。この時期になると冬に産卵を済ませ、体力を回復させるために浅場へ接岸し、餌をパクパク食うようになる。

 今年は暖冬の影響か早くから40センチオーバーが釣れ出したと聞き、3月下旬にさっそく釣友と足を運んだ。森漁港の前にある一文字波止に上がったのは午前7時ごろ。この一文字波止は南北に約250メートルもあり、渡船利用で少々不便だが、人も少なく広く使え、のんびりと楽しめるのがいいところ。

 釣友は北側へ歩き、私は反対に南側の先端部に釣り座をとった。春の狙い目は基本的に潮通しの良い場所を選ぶのが目安で、波止の先端周りがベストだ。まだ風が強くて雨が降っているが、回復する予報なので急いでタックルをセット。カレイバリ15号にアオイソメを房掛けにして、キャスト開始。

 強い追い風に乗ってグーンと飛距離が出る。これなら広範囲を探れると思ったが、後ろの川から流れ出た濁り水が入り、真っ茶色になっているのだ。これは計算違いだった。

 しばらくして、釣友のK氏がタモを持ってテトラの先に出たのが見えた。早くもカレイを仕留めたようだ。こちらは濁り水に餌取りのクサフグが活発で釣りづらい。どの竿も見事に素針にされてしまう。これは厳しい釣りになると思ったが、10時ごろからは風も少し収まり、期待の引き潮が走り出した。“カレイは潮を釣れ”といわれるように潮の動き始めに餌を追って口を使う魚。

 これはチャンス到来と、並べた竿を注視していると、一番左の竿がグイーッと一気に海面へ突き刺さる強烈なアタリ。「来たぞ!」と合わせるとズシッと乗った。リールを巻くと竿は大きく曲がり、底へグイグイと締め込む心地よいファイトで上がってきたのは座布団のような大ガレイ。一発でランディングして測ると45センチもあるビッグワン。こんな最悪の状況でも超大物がヒットしたので思わずガッツポーズが出た。

 午後からは天候も回復して青空が見えたが、潮が止まると私には追加がなかった。午後2時ごろ納竿してK氏のところまで行くと、なんと33~41センチの大型ばかり5匹のすばらしい釣果。「餌取りが少なく、30メートルぐらいの近投で誘いを掛けるのが効果的で釣れました」と満足そうにほほ笑んだのが印象的だった。

 今年は桜の開花が例年よりも遅れたので、合わせるようにカレイも4月終わりまでは強烈ファイトで大物が楽しめそう。

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