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1キロ級大型赤オニカサゴ退治 全員ゲット!!ゲストも多彩 千田・第一かどや丸

[ 2024年2月15日 04:30 ]

大隅さんがスタート直後に上げた1キロ級の大鬼。千田沖にはデカイ赤鬼がまだまだいる
Photo By スポニチ

 【千葉朗の釣りっ気食いっ気】2月になると、トゲトゲで真っ赤に膨らんだアノ顔が目に浮かぶ。年に一度はやっつけに行かねばならん。仲間4人を引き連れて、いざ“鬼退治”。早速、千葉県千田・第一かどや丸から海へ向かった。(千葉 朗)

 南房の道の駅「ちくら潮風王国」のすぐ左側に「千田港」という小さな港がある。館山道の終点「富浦IC」を出て40分ほどで着く。午前6時集合。岸壁に「第一かどや丸」が接岸している。

 当方5人、他に釣り客4人が乗り込んで出船。少々風があったが、釣り場までは近く20分ほどで着き早速、竿を出す。オモリは120号、天ビンに2~3本バリのオニカサゴ仕掛け。餌は持参したサバの短冊を使用。

 水深100メートル前後、仕掛けを底まで落とし時折、底を小突く感じで当たりを待つ。気が付くと、胴の間に陣取った仲間の1人、大隅孝之さんが竿をしならせている。「タモ、タモッ」と叫んでタモ取りしたのは真っ赤な大きな魚体。1キロ近い例の赤鬼ことオニカサゴだ。

 「早々に幸先いいな」などと言っていると、筆者の竿にも魚信。小気味いい引きを味わいながら釣り上げたのは、やや小ぶりながら本命・赤鬼。そして大隅さんは良型赤鬼を連発。筆者にも良型がきた。ポイントを流すたびに1匹、2匹と釣れるので、結構忙しい。午前8時ごろまでに、全員がオニカサゴをゲットした。

 途中からカンコ(ウッカリカサゴ)も多くなった。1キロ近いものも多く、船中では2キロ超の特大サイズも上がった。鬼をポンポン上げる筆者と大隅さんに挟まれて、オニカサゴ初挑戦の川野辺恵美さんは、ウッカリを5連発「ウッカリ名人」って何だ?

 後半、風が弱くなると、今度はキダイ(レンコダイ)が活発な食い。30センチ級も交じり中には一荷釣りも。他はホウボウ、ウスメバル、カナガシラなど釣れた。

 午前11時半に納竿となり、鬼退治は仲間5人で23匹。0・5~1キロで大型も多く、千田沖の赤鬼を大掃除した。

 ≪これからヤリイカも≫第一かどや丸は昨年11月、東日本釣宿連合会に加入した。的場良明船長は「千田沖は釣り場が近く釣り物も多いんです。今年はこれからヤリイカにも期待しています。読者の皆さんにも、南房の明るく和やかな釣りを楽しんでもらいたいと思います」と話していた。

 ≪刺し身や鍋で祝勝会≫オニカサゴは釣りたてよりも、数日置いた方がうま味が出る。毒のあるトゲが数本あるので料理をする際は、まずトゲを落としてから。仕上げは川野辺さんの母親・美津子さんが経営する赤坂の店で“鬼退治”パーティー。刺し身や鍋、唐揚げのほか、キダイやカンコもあって楽しい祝勝会となった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、千田・第一かどや丸=(電)0470(43)1432。午前6時集合、乗合料金は1万2000円。

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