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ワラサ乱れ咲き5キロ超!5匹!!

[ 2016年11月26日 05:30 ]

野田さんは船中最大の5・7キロをゲットした
Photo By スポニチ

 【ガイド】東伊豆・初島周りで、ワラサが釣れ始めた!模様が出てきたのは10月下旬から。例年より遅れてのスタートとなったが、今年は、サイズが良く4~5キロ級が竿を曲げてくれる。脂が乗っておいしく、引きも強い、秋の人気ターゲットを狙って出掛けてきた。(藤沢市・芝 真也)

 「船中15匹前後、トップで3匹ぐらい釣れています。反応は日に日に良くなってきていますね。これからが楽しみです」と、ゆたか丸・森野孝船長。

 13人の釣り人で、定刻の午前6時半にスタート。「ワラサ釣りは、皆で協力して魚を船に引き寄せることが大事です」と話してくれた船長。タナは下から10メートル、着底したら2メートル巻き上げ、コマセを強めに振り出しながら、ビシの位置を指示ダナに合わせる。入れ替えは、2分に1回と早めに行い、船下に漂うコマセを切らさないことが大切になる。

 「反応がチラチラしてきましたよ。1匹当たると、追っかけで食うことが多いからね。手返し良く誘って」と船長のアナウンスに力がこもってきた。それに応えるように、釣り人もコマセをまき続けていると、右舷トモ側でファーストヒット!すると、これが号令だったかのようにミヨシ方向へ当たりが連鎖。4本の竿が海面に突き刺さった。1つはオマツリによって外れてしまったが、4キロ級が4匹取り込まれて好スタートを切った。

 朝の食いが終了すると、船長は初島の北側にあるポイントへ。この移動が大正解となり、再びチャンスタイムに突入した。仕掛けを投入すると、すぐに当たりが訪れて、竿があちこちでギューンと曲がりやりとりを楽しむ姿が。コマセを振ってタナで20秒ほど待っているとズドン!7人同時ヒットもあった。食いの良い時は、オマツリを避けるためにも魚を遊ばせずに取り込むことが、バラシ防止にもなる。ヒットしたら、最初の引きを竿で耐えて、弱まったら竿を起こして、魚の頭をこちらに向ける。後は、ハリスの強度を信じて、強気にやりとり、一気にポンピングしながら巻き上げる。

 ここは、朝のポイントより魚がひと回り大きく、上がってくるのは、5キロ近い良型が多い。右舷トモに座った湯河原町・野田恒義さん(67=鮮魚店勤務)は、当日最大の5・7キロを釣り上げ「毎年、ワラサが来ることを楽しみにしています。今年は、サイズが良いですね」と満面の笑み。5匹を釣って竿頭。

 左舷ミヨシ2番に座る東村山市の望月勝さん(55=会社員)は、5回ヒットで3匹ゲットし「引きの強いことが魅力。食べておいしいので、家族もワラサが大好き。釣って帰るのを楽しみに待ってくれています。あすは、筋肉痛ですよ(笑い)」とニッコリ。ガチンコファイトを楽しんだ様子。

 ≪仕掛けは多めに用意せよ≫仕掛けは、ハリス8号×6メートルが基本。ハリは、強い引きにも耐えられるヒラマサ針の12~13号を使う。取材当日は、ハリスの太さによっての食いに違いがなかったと感じた。今年は、ワラサのサイズが良いので、8号で通した方が無難な様子。食いの悪い時間帯は、仕掛けの長さを8メートルに変えてみたところ、食ってきた。意外と仕掛けを消耗するので、予備は多めに用意しておくことをオススメする。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、網代・ゆたか丸=(電)0557(67)4288。午前・午後の1日2便態勢で出船。午前船は午前5時半集合、午後船は午後0時半集合。料金、午前船1万3000円、午後船1万2000円(共にコマセ、付け餌、氷付き)。予約乗合。

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