×

春の爆釣“サバ祭り”だ!サオ頭はワッショイ75匹

[ 2018年3月21日 15:30 ]

和歌山県湯浅町のサバ釣り

この日のサオ頭は75匹を釣り上げた京都府の田中さん。2連ゲットに満足げ
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】和歌山県湯浅町の「なぎ丸」へサバ釣りに出掛けた。今シーズンは黒潮が蛇行して接岸していないため、海水温の上昇が遅れ気味。なかなか釣果が安定せず、日によってムラがあると聞いていたが、結果は手を休める暇もないほどの“サバ祭り”。腕は疲れたが、満杯のクーラーボックスを土産に大満足の釣行となった。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 集合時間は午前4時30分と早め。紀伊水道を抜け、太平洋に入る「ラングイ」と呼ばれる目的海域まで約2時間かかるためだ。ただ、湯浅町まで丑(うし)三つ時なら大阪市内から車で約1時間半。こちらはあっという間だ。

 受け付けを済ませ、順に船へ乗り込み、仕掛け準備にかかる。今回は上カゴのサビキ仕掛け。ヘタに自分で用意するより無難で間違いがないため船頭任せ。5時30分に出港。大きな揺れもなく、潮の流れもナギだったおかげで、7時過ぎにはポイントへ到着した。

 例年通りならここでシーアンカーを入れ、船を潮に乗せての釣りとなる。ただ、今季はまだ魚が薄く、ソナーと魚群探知機で群れを探して直撃しないと厳しいという。船頭さんの魚群探しの間にマキエ用のカゴにアミエビを詰め、仕掛け投入合図を待つ。船が止まり、「40メートル付近に魚の反応があるので、40メートルまで仕掛けを落として」と指示が出た。

 一斉にその深さまで沈め、仕掛けを大きく上下してカゴからアミエビを振り出した。リールを一巻きし、カゴから出たアミエビの層に仕掛けを入れる。

 あとは、アタリを待つだけ…のはずが、そんな時間もなく、いきなりサオ先が締め込まれ、サバが掛かった。他の釣り人のサオも大きく弧を描いている。

 釣り客の世話役を務める中乗りさんから「釣れるタイミングで釣っておかないと、いつ止まるかわからない。頑張れ」とゲキが飛ぶ。だが、そんな心配も杞憂に。仕掛けを入れれば掛かり、少しでも食いが落ちたら、船を流し直すだけだった。

 2、3連も当たり前で、みるみるうちにクーラーボックスは旬を迎えたサバで埋まって行く。サイズは43センチを筆頭におおむね30〜40センチ。釣り始めから2時間で満杯になり、まだまだ追加できる中で納竿となった。この日のサオ頭は京都府から来た田中氏の75匹。ラングイのサバ釣りは、シーズン本格化を迎えたと言って良さそうだ。

 問い合わせは「なぎ丸」=和歌山県有田郡湯浅町港区2814の1、(電)0737(62)3890。磯のチヌもコンスタントに釣れており、そちらもこれから本格化するそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る