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トップ57匹 マルイカ大笑い

[ 2018年3月1日 07:31 ]

釣果を披露する桑田さん(左)と吉田さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】相模湾のマルイカが面白い。開始して間もないが、トップ陣は早くも40〜50匹台の大釣りをマーク。本命マルの他にヤリイカ、ムギイカも入り交じり、とてもにぎやか。初期のマルにチャレンジ!(スポニチAPC 林 悠二)

 ◎葉山・たいぞう丸

?04 1、2、3、ピョ〜ン!

 3秒待った後、竿先をスッと立てる空合わせ――コレが当たった。

 相模湾や東京湾口など各地で好調なヤリイカ。その向こうを張って対象魚に加わったのがマルイカだ。狙う宿は限られるが、いち早くトライしたのが葉山・たいぞう丸。早期ながら好成績が出ている。

 「当たったら必ず合わせるのがコツですね。空合わせも有効」とアドバイスする山本真一郎船長。

 実は数日前にも狙っている。当日の成績は2〜30匹で、筆者4匹。納得できずにリベンジした。するとヤリ8匹、ムギイカ1匹込みの20匹。1、2、3の後の空合わせも決まり、上々の成績につながった。

 前回は不慣れな直結仕掛けが原因だった。で、今回はその日の敗因をもとに、PEライン2・5→1号、オモリも素早い着底が決め手と、落下速度が速いタイプの60号を使用。仕掛けは誘いの効くブランコにした。大型ヤリが良く交じることから、浮きスッテも7センチと最盛期に使うタイプにして、万全の態勢での挑戦だ。

 釣り場の亀城根には僚船が10隻ほど集結。

 「海底から15メートルまで反応出っ放し。水深90メートル」(船長)

 投入合図の数分後、ベテラン指向の直結仕掛け組は、早くもリーリングを開始している。各所で中小型のマルイカが顔を出す。筆者のブランコにもすぐに乗った。スッテが大きな分、乗るイカも大きい。マダイの引きにも似た強いあおりで、40〜45センチ級ヤリの3点掛け。マルも平均に型が良く30センチ級の良型もきた。釣り方がマッチしているようだ。海底でイカが触らない時は上層も探る。1メートルずつ誘い上げてくる途中にズン!ジワリと負荷が掛かることも。

 群の移動が速く、1投1回の釣りが移動するたびに「反応が濃いよ」(船長)。

 イカは常にスッテに乗りたがっているようで着底乗りも多かった。この日のトップは57匹だった。

 マルイカは始まったばかり。今後はGWから夏までピークが続く。昨年同様に束(100匹)超えの釣果が期待できそう。

 ◯…先端20センチがペナペナの専用竿で狙う横浜市の吉田慎一郎さん(50=会社経営)。「潮やイカの乗りに合わせて使い分ける」と15本ほど自作の穂先を持参。「竿先を5ミリほど押さえたり浮かせたり…微妙な当たりを捉えた時は最高です!」。今季初トライで30匹。

 ◯…「難しいから面白い。ハマって3年目、昨年は63匹が記録です」。シャカシャカと穂先で熱心に叩きを入れて誘うのは大田区の桑田陸さん(26=会社員)。「3・5センチの小さなスッテに大型のイカも乗ります」と、大ヤリを3連発。ハサミで開いて船上干し作りにも余念がなかった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、葉山鐙摺・たいぞう丸=(電)046(875)1932。乗合は午前7出船、料金9500円。

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