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キス熱チュ〜新婚さん チビッ子は歓声「お父さん釣れたよ」

[ 2017年6月13日 12:50 ]

良型を手に喜ぶ木村郁さん
Photo By スポニチ

 【ココ一番】プルプルッ。竿先に伝わるこの感触が魅力のシロギス。横浜・八景出船でもスタートした。はしりだけにまだ数は安定しないが型は申し分ない。卵を抱いた20センチ級の良型が多く時には25センチ前後。餌の青イソメの付け方、そして誘いがメタボなキスをもたらせてくれる。(スポニチAPC 山本 有道)

 「釣り方での注意点はまず餌の付け方。縫い刺しで真っすぐにすること。垂らしは2センチ。誘いは前方に投げてからオモリを引きずるのではなく竿を上げて海底で半円を描くように。プルッと当たりがくれば10センチほどシャープに合わせたいですね」とアドバイスしてくれたのは八景・鴨下丸の鴨下芳徳船長。そしてこうも続けた「ただアカクラゲがいて触手がハリスに絡まっているとキスは寄ってきません」。どうやらアカクラゲが難敵となりそうだ。

 釣り場は東京湾の中ノ瀬。最初はよかった。横浜市の戸井田隆宏さん(39=自営業)なんかダブルである。私にも当たり。引きも力強く現れたのは23センチ。長さはともかく腹が膨らみ豊満なボディー。よく引くわけだ。この調子では数を伸ばせそう…と喜んだが、やはりアカクラゲにつかまることが多くなり、おまけに潮の流れもいまひとつ。

 水深は15〜18メートルと浅い。これなら女性、子供にとっても釣りやすい。西東京市の神崎勇哉君(8=小2)もお父さんの裕さん(47=会社員)に連れられて2回目の船釣りを楽しんでいたが「釣れたよ!」の連発も。餌付けと投げるのは裕さんだが誘いは勇哉君。「いつ釣りに?とせかされていたんです。釣りも体力がいるので、やっと連れてこられるように」。釣りは成長の証!

 横浜市の木村郁さん(33)は新婚1カ月の夫・修介さん(38=作業療法士)と一緒。2人とも小さいころから父親と釣りをしていたとか。「キスは引きがいいし、食べてもおいしいから」と郁さん。修介さんも「数釣りできることも魅力。それにおいしい」と味を強調。食卓には刺し身、てんぷら…“キスざんまい”が並んだことだろう。

 その後私もポツポツと釣れたが、一番のハイライトは2匹掛けの時。1匹掛かって誘い続けると一段と鋭い引きに…。これはダブル間違いなし!とリールを巻けば思惑通り。それも24センチと23センチ。でっぷり太ったキスにすっかり気分をよくしてしまった。

 コンスタントに釣っていたのは木村さん夫妻の仲間、横浜市の炭孝昭さん(61=理学療法士)だ。この日最大の27センチをはじめ32匹の竿頭。「餌を小まめに点検。それに船長の言う通りの釣り方をしただけ」と話していた。この日の鴨下丸の釣果は13〜27センチが3〜32匹。“腕”の差が出たようだ。私は10匹。数は少なかったがほとんどが20センチオーバーの良型に満足!八景のキスは大きい、引きがいい。



 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。午前7時半出船、午後1時沖上がりのショート・タイム。料金7000円。女性、子供は3500円。予約制。

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