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BIGジャガー狙い撃ち!スローな誘いで久々ガツン

[ 2017年3月22日 05:30 ]

ジャガートラウトが釣れた。許可をとってネット持ちで撮影
Photo By スポニチ

 【あかりの“管釣り”っちゃおう!!】トラウトロッドのガイドが凍るような季節もようやく過ぎ、スギ花粉舞う春の到来。花粉症の人にはつらいけれど、日中の日差しがある時間はかなり暖かくなり、釣りもしやすくなった。ふくだあかりが出掛けたのは栃木県塩谷町の「尚仁沢アウトドアフィールド」。狙うは大物トラウト!

 気温が上がるにつれてトラウトの活性も上がってくる。最近、大きいサイズのトラウトを釣っていなかった私。そろそろずっしりしたサイズを釣って紙面を飾りたい!ということで、ビッグサイズが釣れることで有名な尚仁沢アウトドアフィールドに行ってきました。

 ここはお客さんにでっかいトラウトを釣らせるためにルールを設けている釣り場。メインのシルバーレイクでは、釣った魚はノータッチが基本。ネットインしたら水から上げずにフックを外してリリースすることを徹底しているんです。魚が傷まなくプレッシャーも少ないので、口を使う魚がおのずと増える。お客さんもそれをきっちり守っているから大物が毎日コンスタントに釣れてくれるというワケ。

 朝イチは“テッパン”の赤金のスプーンを使ってまずは早巻きから。魚のライズがほとんどないため、宙層から扇状に探っていくも当たりが出せないので、ボトムを探ると小さい当たりが。

 けれどうまくヒットに持ち込めないので、リトリーブをスローに変えると、当たりが増える。上手に乗せられないので、スプーンのカラーを茶系に変更。当たりが出た場所をしつこくトレースしていくとやっとヒット。30センチぐらいのニジマスが連続で釣れたから、そのパターンを守りつつ、ぶれないように丁寧に探っていったら、ガツンとヒット!

 ドラグを出して竿をしっかり曲げてくれたのは体高のある立派なジャガーの雄。色もきれいに出ていて写真映えもばっちり!今回は取材ということで特別に許可を取ってネット持ちをさせてもらいました。

 魚を守るため、楽しい釣り場を保つため、しっかりとルールを守って、いい釣り場づくりに協力をお願いいたします。

 とは言うものの、せっかくなら釣った魚は食べたいもの。そんな人のために、メインポンド横にある小さいセカンドポンドの魚は持ち帰りOK!食べ頃サイズの活性の高いニジマスから、でっかいヤシオマスまで入っていて、食べ応えも釣り応えもばっちり。

 オーナーの阿久津裕さんがそこで釣りを始めるとペレットをまいてくれて、トラウトのナブラができる状況をつくってくれ、トップで入れ食いも。これは楽しい!シルバーレイクでもセカンドポンドでもいい釣りをさせてもらいました。

 さらに「ここの魚はおいしいよ!」と、超メタボのヤシオマスのプレゼントをもらっちゃったので、今が旬の新タマネギとのマリネにムニエル、ホイル焼きなどなど、存分に堪能させてもらいました。

 キャンプ場やドッグランも充実。ペットとキャンプをしながら釣りを楽しむこともできるんです。テントのレンタルもあるので、アウトドア好きなみなさん、ぜひ遊びに行ってみてね。きっといい釣りができますよ?

 ※セカンドポンドでも持ち帰らない魚はノータッチリリースなので、ご注意を。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

 ▼釣況 尚仁沢アウトドアフィールド(栃木県塩谷郡塩谷町鳥羽新田339の8)=(電)0287(45)2855。開門は午前6時半。釣りは午前7時から午後5時。釣り場の営業は10〜6月末。期間中は無休。1日券は魚リリースの場合、一般4000円、女性・子ども3000円、男女ペア券6500円。魚キープは5000円。

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