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爆釣シーバス18匹 女将さん直伝の一品!ワインといっしょにいかが

[ 2017年1月25日 05:30 ]

良型シーバスを手に笑顔のあかり
Photo By スポニチ

 【釣魚居酒屋 あかり亭】横浜新山下・渡辺釣船店

 東京湾のシーバスが熱い!キャッチ&リリースの釣り人も多いが、江戸前のスズキは食べてもおいしい。ふくだあかりが出掛けたのは横浜新山下・渡辺釣船店。女将さんの渡辺クミ子さん直伝の一品を作った。

 ◎いきなりヒット

 爆釣、入れ食い、入れ掛かり…は釣り人にとって憧れの言葉。何の釣り物でもそうだけれど、良いときはそう長く続かないし爆釣だという噂を聞きつけ行ってみると、あっという間に釣れなくなるなんてことザラ。だから余計にそれらに憧れる。サイズの良いシーバスだったらなおうれしい。

 東京湾は世界でも有数のシーバスの漁場。この魚の爆釣なんて、全国的にもなかなかできることじゃないけれど、東京湾なら可能。

 渡辺釣船店は都心からも近く、午前7時出船だから朝もそんなに早くないし、お昼には上がるので、こんな寒い時季には体が楽。午後便もあるから朝が苦手という人にもありがたい。半日で男性6800円、女性は半額の3400円というお値段もありがたいので、ワタシもお気に入り。

 しかも最初のポイントも近い!10分も船を走らせれば水深15メートル前後の浅場からスタート。60グラムのピンク色系ジグを落として、船長の指示の底から3メートルをちょっと探ったら即ヒット!

 それから1時間以上、ジグを投げて広い範囲を攻めながらフォール、早巻き、タダ巻きを繰り返して入れ掛かり爆釣!

 フックがバーブレスなのと、ミヨシの高い位置で釣りをしていたのもあって水面バラシが多くてカウントできなかった魚が多すぎたから数が伸ばせなかったけれど、そのポイントだけで12匹をゲット。

 ◎水温?!でもっと

 その後は反応を探すために距離を走ったり反応が出ているけれどジグに反応しなかったりで拾い釣りになったけれど、時間いっぱいで18匹。船中の釣果は28〜60センチが1〜21匹。これからもっと水温が下がって反応が1カ所に固まれば、もっと爆釣すること間違いなし!サイズも大きくなってくるし、これからが狙い目。ぜひ爆釣入れ掛かりのシーバスをお手軽に釣りにいってみてね。笑いが止まらなくなりますよ?

 ◎スズキon theベジソース

 料理上手な女将さんのクミ子さんに素敵なレシピを教えてもらったので、それを紹介します。

 あったかくて優しい味のベジソースがシーバスに抜群にマッチして、白ワインに合うオシャレでおいしい釣り魚料理です。

 【材料】

 スズキ2切れ、ジャガイモ2分の1、タマネギ2分の1、セロリ15センチ、ニンジン4センチ、シメジ2分の1パック、牛乳50ミリリットル、生クリーム50ミリリットル、サワークリーム50グラム、ブイヨン1個、クレイジーソルト適量、ニンニク1かけ、オリーブオイル適量、バター適量。

 (1)シーバスは塩を振って、余分な水分をキッチンペーパーで取り、皮目に包丁を入れる。

 (2)野菜は適度な大きさに切り、ブイヨンを入れたお鍋で軟らかくなるまで煮て、牛乳・生クリーム・サワークリームを入れてミキサーにかける。再び鍋に入れて温めながらクレイジーソルトで味を整える。

 (3)たっぷりのオリーブオイルとニンニクでシーバスをソテーし、8割方火が通ったらオリーブオイルとニンニクを捨てて、バターで焼き上げる。

 (4)お皿にベジソースを敷き、ソテーしたスズキを載せて、トマトやブロッコリーなどで彩りを添えれば完成!

 ちょっと臭みのあるシーバスも、塩で水分をきちんと抜き、臭み抜きのニンニクとオリーブオイルを捨ててバターで焼き上げる一手間で、ふんわりと香ばしい仕上がりに。

 皮目の包丁が甘かったのか、皮がくるんと丸まって、形こそちょっと変になってしまったのがキズだけど、お味は抜群でワインが進みます。

 お酒好きの方はソースをちょっと濃い味にするといいおつまみに。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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