巨人 守乱で2カード連続負け越し…借金2の単独5位転落 DeNA上回る9安打もチグハグ4得点6失点

[ 2024年4月6日 21:07 ]

セ・リーグ   巨人4―6DeNA ( 2024年4月6日    東京D )

<巨・D>4回、坂本(左)と交錯しながらも関根の捕邪飛を捕球した大城卓(撮影・島崎忠彦)
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 巨人がDeNAに本拠・東京ドームで連夜の逆転負け。2カード連続の負け越しが決まり、借金2の単独5位転落となった。

 阿部慎之助監督(45)は敗戦を振り返り「そうだな、ミスしたらやっぱり勝てねえな」と第一声。松井の連続押し出し四球には「本人に聞いてくれない」と答えるにとどめた。

 守り勝つはずが…。初回に岡本和の中前適時打で先制。逆転を許した4回には坂本の好判断による気迫のヘッドスライディング生還と浅野の犠飛で再び勝ち越しに成功したが、リードを守れない。

 先発のグリフィンは長野の好捕などで3回まで無失点の内容も、4回に坂本の三塁コンバート後、出場29試合目での初失策から3連打を浴び逆転を許す。その裏に回ってきた打席で代打を送られ4回62球3安打2失点(自責1)で降板となった。

 3―2で迎えた5回に2番手でマウンドに上がった井上。先頭の石上に中前にはじき返されるとダイビングキャッチを試みた浅野が結果的に後逸。続く代打・松尾は空振り三振に斬ったが、1番・度会のゴロを門脇が悪送球で1死一、三塁に。2番・オースティンには四球を与え満塁のピンチを招くと、3番・佐野は右翼方向に飛球を打たれる。ここで丸がダイビングキャッチしたかに見えた打球はグラブをはじきポトリ。守備のほころびから再び同点に追いつかれた。

 井上は4番・牧を遊飛に打ち取ったところで3番手・松井に交代した。その松井が、2死満塁の場面でマウンドに上がると、宮崎、関根にまさかの連続押し出し四球を与えてしまい、この回3得点を許し2点を勝ち越された。

 3―5の7回には4番手・堀田が2死二塁から宮崎に中越え適時二塁打を打たれ3点にリードを広げられた。打線は4回以降得点を奪うことができず。9回に意地の1点も、最後は1発が出ればサヨナラ勝利という2死一、三塁の場面で4番・岡本和が捕邪飛に倒れ試合終了。相手の7安打を上回る9安打を放ちながら4得点止まり、守備の乱れが得点に結びつく悪循環で今季2度目の連敗を喫し、借金2の単独5位に転落した。

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