阪神・門別&大竹 開幕2戦目の30日巨人戦先発を懸け23日に再び“遠隔バトル”

[ 2024年3月19日 05:15 ]

阪神・門別

 阪神の大竹と門別が、開幕2戦目となる30日の巨人戦(東京ドーム)先発を懸け、再び“遠隔バトル”を繰り広げる。23日に、大竹は京セラドームでオリックスとのオープン戦、門別は鳴尾浜でのウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦に登板する。16日に続く2度目の「同日&別試合」登板で、その一戦が開幕ローテーション入りの最後の判断材料になる。

 安藤投手コーチは18日、甲子園室内練習場での投手練習後に、開幕先発枠のラスト1枠を争う2人の登板日を明かした。新規参入のくふうハヤテ戦に門別を使う理由について、「上(1軍)で投げるところがないから。今のところは」と説明。1軍のオープン戦の優先権は、あくまで昨季12勝でチームの勝ち頭になった大竹にあることを示した。

 大竹は、1月に左肩の良性腫瘤(しゅりゅう=ガングリオン)を取った影響で調整が遅れ、今春の実戦は2試合にとどまる。前回16日の中日戦は5回5安打2失点。尻上がりに本来の状態を取り戻した内容で、安藤コーチは「ラストの2イニングは良かったと思う。まだ2試合しか投げていない。あとは実戦感覚だけだと思う。状態は上がってくると思う」と上昇を見込む。

 門別は開幕前の最後の先発がファーム戦に決まった。しかし、評価は変わっておらず、安藤コーチは「調整登板としては相手がどこであっても関係ない」と1軍戦力として準備させていることを再度、示した。大竹の結果が悪ければ、高卒2年目のサウスポーが繰り上がりで3・30のマウンドを手にする。(倉世古 洋平)

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