巨人14年ぶり新人3人開幕1軍!ドラ1西舘、ドラ3佐々木、ドラ4泉口 阿部監督「絶対的に必要な戦力」

[ 2024年3月19日 05:00 ]

巨人の(右から)西舘、佐々木、泉口
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 巨人・阿部慎之助監督(44)が18日、ドラフト3位の佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)と同4位の泉口友汰内野手(24=NTT西日本)の開幕1軍入りを明言した。「7回の男」に指名している同1位右腕の西舘勇陽投手(22=中大)とともに、新人3選手が開幕1軍入りを果たせば球団では10年以来14年ぶり。4年ぶりのリーグ優勝へ新戦力が新風をもたらす。

 新たな風とともに、阿部巨人がスタートを切る。オープン戦でアピールを続けてきた佐々木と泉口の新人野手コンビ。阿部新監督は2人の開幕1軍入りについて「いるよ。ケガしない限り。絶対的に必要な戦力だから」と明言した。

 社会人を経て入団した2人を指揮官は「いろんな経験をしている選手だからこそ、普通にできている」と評価していた。すでに最速155キロのドラフト1位右腕・西舘を勝利の方程式の一角として「7回の男」に指名。新人3選手の開幕1軍入りとなれば、球団では10年の長野、土本、市川以来14年ぶり。さらに5位左腕・又木(日本生命)も、中継ぎで開幕1軍入りの可能性がある。

 佐々木はバットで存在感を発揮。前日、規定打席を割ったが6試合連続安打などオープン戦打率・452で、首位打者も射程圏内だ。指揮官が「佐々木はゲームに出られなくても代走で使える」と評価する50メートル走6秒0の俊足も持ち味。球団新人では38年春の三田政夫以来86年ぶりの中堅での開幕スタメンも期待される。泉口は遊撃が本職も、オープン戦では内野全ポジションを守り失策なし。18日の日本ハム戦では三塁で5―4―3の三重殺も完成させた。安定した守備力で、守備固めなど起用の幅がある。

 阿部監督も新人時代の01年に、チームに新風を吹き込んだ。当時の長嶋監督に抜てきされ、球団では78年の山倉和博以来23年ぶりに新人開幕マスクをかぶった。きょう19日からのオープン戦残り5試合は全て東京ドーム。「どこでもやるべきことは変わらない」と泉口。「阿部チルドレン」が29日、阪神と激突する本拠地での開幕の舞台に立つ。(青森 正宣)

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