阪神・中野 OP戦“沈黙”も心配無用 「中堅から逆方向というのを意識」原点回帰で逆襲

[ 2024年3月19日 05:15 ]

阪神・中野
Photo By スポニチ

 オープン戦打率・091と苦しむ阪神・中野が、開幕までの残り5試合で「逆方向」への打撃に回帰し、逆襲に出ることを誓った。ここまで11試合に出場し、33打数3安打。今シーズンの最大目標に掲げる「打率・330以上での首位打者獲得」へ開幕からスタートダッシュを決めるべく、打撃の最終調整を行う。

 「もう一度、中堅から逆方向というのを意識して、残りの5試合をやっていきたい」

 昨季、リーグ最多安打に輝いた背番号51に苦しい数字が残る一方、過去3年を振り返っても想定の範囲内と言える。ルーキーイヤーの21年、オープン戦最終打率は・286、22年は同・125、そしてタイトルを獲得した昨季は同・250。途中出場が多かったり、WBC参戦により出場機会が少なかったりと、状況に差こそあれ、オープン戦の“沈黙”は例年のこと。残り5試合できっちりと状態を上げれば、経験値のある中野ならシーズンの心配は無用だろう。

 「最近はちょっと引っ張りにかかっていた部分があった。追い込まれても、しぶとくファウルで粘りたい」

 反省点、そして修正方法も理解している。後は快音につなげるだけ。和田、東浜の鷹が誇る両腕を巧打で攻略し、上昇への足がかりとする。(八木 勇磨)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月19日のニュース