巨人の開幕1番は? 吉川、松原、佐々木、門脇ら候補

[ 2024年3月19日 08:00 ]

巨人・門脇
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 シーズン開幕となる29日の阪神戦(東京ドーム)まで、巨人は残りのオープン戦は5試合になった。全て本拠地・東京ドームで、本番を想定した戦いに臨む。そんな中、オーダーで固まっているのは4番・岡本和と5番・坂本の2人だけ。開幕直前まで、さまざまな並びを試すことになるだろう。

 特に1番打者は開幕戦で誰が座るのか、担当記者としても全く読めない。吉川、松原に加え、オープン戦で猛アピールを続けているドラフト3位・佐々木(日立製作所)や門脇もいる。阿部監督は「(候補は)いっぱいいるよ。最後まで考えて」と、ギリギリまで悩むことになりそうだ。

 阿部監督は1番打者の条件に「選球眼がいい選手」を挙げている。出塁率が高い選手を置き、得点圏に確実に走者を進める野球をオープン戦から実践している。開幕戦の相手は昨季に18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を達成した阪神。昨年は6勝18敗1分と大きく負け越しただけに、重要な意味を持つ3連戦となりそうだ。

 どうやって得点圏に走者を置き、得点を奪うか。昨年の阪神の得点圏での成績は1246打数334安打で打率・268。一方の巨人は1043打数251安打、打率・241だった。打率はもちろん、得点圏の打数にも「203」もの差があった。

 開幕まで残された時間は、もう多くはない。誰が「1番打者争い」を制すのか、最後まで目が離せない。(記者コラム・川島 毅洋)

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