【センバツ】明豊・川崎監督 劇的サヨナラ勝利は「石田の勝負強さと木村の足が生きた一打」

[ 2024年3月19日 15:01 ]

第96回選抜高校野球大会第2日第2試合   明豊1×-0敦賀気比 ( 2024年3月19日    甲子園 )

<明豊・敦賀気比>9回、明豊・石田がサヨナラとなる適時打を放ち木村(中央背番8)が生還し喜ぶ明豊ナイン(撮影・大城 有生希)
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 3年ぶり6度目の出場となった明豊(大分)が、劇的なサヨナラ勝ちで2回戦に駒を進めた。

 両軍無得点で迎えた9回裏、2死一、二塁から4番・石田智能(3年)が振り抜いた痛烈な打球は二塁手を襲って右前へ抜け、二塁走者の木村留偉(3年)が生還。サヨナラのホームを踏み、歓喜の輪ができた。

 投げては先発左腕の寺本悠真(2年)が7回途中、無失点と好投すると後を継いだ背番号1の野田皇志(3年)も踏ん張り、継投で完封勝利した。

 試合後、川崎絢平監督は「タイブレークを頭に入れながらでしたので、でもこの回に決着付けないと、次、タイブレークは下位(打線から始まる)だなと思っていたので、何とか4番に期待をしてました」と安堵した。

 打った石田もさることながら、二塁走者の木村も俊足を飛ばして最後はタッチを交わしサヨナラ生還。「2人の良さというか、石田の勝負強さと木村の足が生きた一打った」とねぎらった。

 両軍チャンスをつくりながらもあと1本が出ず9回まで無得点という展開に「練習試合でもしたことないなって思いながら見てましたし、やっぱり良い投手なので、なかなか点が取れなかったですけど、守り合いという中で守りのミスがうちに出なかったので、そこが一番良かったかなと思います」と無失策での勝利にうなずいた。

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