パドレス・ダルビッシュ 大谷とガチ勝負「私情は入れずに」日米通じて初対決

[ 2024年3月19日 04:00 ]

多くのメディアの前で会見に臨むダルビッシュ(撮影・光山 貴大)
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 パドレス・ダルビッシュは先発する20日のドジャースとの開幕戦へ向け、私情抜きで後輩となる大谷との日米通じての初対決に臨むことを誓った。

 「今まで一緒にトレーニングしたけど、敵として戦う。勉強して、あまり私情は入れずにしっかり打者として対戦したい」

 11年オフ、日本ハムからレンジャーズへ移籍。13年に日本ハムに入団した大谷に背番号11が引き継がれた。15、16年には合同自主トレを行い、トレーニングメニューや知識を授け、大谷の成長を手助けした。昨年3月のWBCでは2人で3大会14年ぶり世界一の立役者に。運命のように導かれてきた2人の糸が、ついにこの韓国ソウルで交錯する。

 「今回初めて韓国に来て、凄く好きな国なので。韓国のファンの前で、相手もドジャースなので、凄くうれしい」。17日にブルペンで投球練習を行い、この日はキャッチボールなどで調整した。韓国入りした15日には交流のあったファンが経営するカフェを訪問。「10年以上応援してくださっている方で、元々交流があったんですけど。凄く明るい、自分にはないものを持つご夫婦なので、会えて凄く良かったです」とわずかな空き時間も有効に使い、準備してきた。

 米国でのオープン戦は11日のマリナーズ戦まで3試合で2勝0敗、防御率2・89。ヤンキース・田中将(現楽天)に並ぶ日本投手最多4度目、2年ぶりの大役へ。「チームとして勝っていくという気持ちを感じている。たくさん勝てるようなシーズンになれば」。チーム最年長の37歳が引っ張る。(後藤 茂樹)

 ≪アシックス 新グラブ発表≫ダルビッシュの新グラブをアシックスが発表した。コンセプトは右腕が「マウンドで躍動する姿」。球団カラーの黄色と、大海原をイメージした青を採用。グラブのウェブ部分は大海原の鯨をモチーフにデザインされ、存在感・威圧感を鯨の尾で表現し「躍動」を表している。

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