ドジャース大谷 3打数無安打も真美子夫人が生観戦エール 開幕戦で初対決・ダル打ち必ず!

[ 2024年3月19日 04:00 ]

エキシビションゲーム   ドジャース5-2韓国代表 ( 2024年3月18日    韓国・ソウル )

ドジャース・大谷翔平
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)は18日、韓国代表とのエキシビションゲームに「2番・DH」で出場。両親や、真美子夫人(27)ら家族が観戦する前で3打数無安打に倒れたが、開幕前の最終調整を終えた。打者に専念するメジャー7年目。ダルビッシュ有投手(37)と日米通じて初対戦する20日のパドレスとの開幕戦で、チャンピオンリングを目指す戦いのスタートを切る。

 一塁を駆け抜けた大谷は、少し苦笑いするように一塁ベンチへ戻った。4回2死一塁。第3打席での一、二塁間への当たりは強烈だったが、一塁側に寄っていた二塁手への二ゴロ。韓国入り後は2試合で5打席無安打となり、高尺(コチョク)スカイドームはため息に包まれた。

 20日の開幕前の最後の試合。スタンドには家族の姿があった。父・徹さん、母・加代子さん、姉・結香さんに加えて、真美子夫人が一塁側席で並んで観戦。真美子夫人の左手の薬指には、公の場ではしていなかった指輪が光っていた。16日の会見では夫婦として初めての遠征について「試合自体もこうして一緒に見るのも初めて。良い思い出になるんじゃないかな」と大谷。初回無死一塁はボール球に手を出し三邪飛に倒れ、3回無死一塁も打ち損じの左飛に終わったが、新妻が打球の行方を追いながら手を叩く姿もあった。7回に代打を送られた後、試合中に真美子夫人と同じバスに乗り込み帰路に就いた。

 これで開幕前の実戦は10試合目の出場。10試合は全て1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンの並びで、デーブ・ロバーツ監督はこの日、改めて「翔平を間に挟むことで翔平の前に走者を置くことができるし、フレディ(フリーマン)が後ろを打つことで翔平を守ることができる」と説明した。韓国での2試合は無安打も、実戦を重ねたベストメンバーで開幕に臨む。昨年9月の右肘手術からのリハビリを続けながら、実戦で33打席に立ち、ライブBP(実戦形式の打撃練習)の9打席を合わせて42打席。開幕までの目安としていた「50」には少し届かないが、投手の映像が流れ投球を再現する打撃マシン「トラジェクトアーク」で打撃練習も加え準備は整った。

 20、21日の開幕シリーズ後、米国に戻り「投手・大谷」のリハビリがスタートすると明言したロバーツ監督は、「私の考えでは今季中は登板しない」とした。打者に専念する24年の最大の目標は、ワールドシリーズ制覇のチャンピオンリング。20日、ダルビッシュとの人生初対決からその挑戦が始まる。(柳原 直之)

 ≪韓国版の大谷応援歌≫ドジャースのために編成された韓国応援団が、大谷の応援歌を披露した。選手ごとに韓国プロ野球で使用される応援歌が流用され、大谷の打席は現韓国ロッテの李学周(イ・ハクチュ)のサムスン在籍時の曲で「中毒性がある」と韓国で「歌いたい応援歌」としてはやった一曲。1万4856人のファンの一部が曲に合わせて踊りながら「大谷!」と声を張った。

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