オリックス・斎藤 松坂大輔氏が見守る前で「緊張」49球 ネクストブレーク候補の片りん見せた

[ 2024年2月5日 05:45 ]

ブルペンで投げるオリックス・斎藤(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 オリックスの斎藤が、今キャンプ3日目で2度目のブルペン入り。中嶋監督ら首脳陣に加えて視察に訪れた日米通算170勝の松坂大輔氏(本紙評論家)が見守る前で49球を投じ、ネクストブレーク候補としての片りんを見せた。

 「いろいろ緊張しました…。(去年の初登板と)同じくらい。いつもと違って、緊張感を持ってできた。真っすぐも伸び自体は悪くないかなと」

 昨季は高卒1年目ながら9月26日の西武戦(京セラドーム)でプロ初登板初先発し、4回無失点の堂々デビューを果たした。細身、ともに高卒1年目でデビューの経歴など「山本由伸2世」との呼び声高い最速152キロ右腕の投球に、この日初めて球を受けた若月も「直球が独特な軌道で、面白い球筋。フォークの高さを間違えなかったり、(変化量の)大きさだったりは由伸にちょっと似ていた」と長年バッテリーを組み続けた本家との共通点を挙げた。

 「(斎藤)響ちゃんも(先発の一角に)来てくれたら」

 宮城も期待を寄せる19歳右腕は、縦気味に鋭く落とすカーブの強化を今キャンプのテーマに掲げており、この日もおかわりブルペンで徹底練習。昨季新人王の山下に続くブレークへの期待も高まる中、初々しく「まずは初勝利したい」と意気込んだ。 (阪井 日向)

 《ドラ2河内ら高卒新人初ブルペン》
 今キャンプはBグループスタートのドラフト2位右腕・河内(聖カタリナ学園)、同3位左腕・東松(享栄)ら高校生新人の投手4人が、初めてブルペン入りした。いずれも捕手を立たせた状態で投球。直球のみを20球投じた河内は「7割くらいで投げられた。まずはけがをしないために思い切り投げないことを意識した」と球団の育成プランを順守。また、東松も「やっぱり楽しかったし、久しぶりにブルペンに入って投げることができて気持ちよかった」と充実の表情を浮かべた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月5日のニュース