楽天・茂木　春季C第1クール「MVP」　初の二塁挑戦でレギュラー獲り燃える

作戦打撃で快音を響かせる楽天の茂木（撮影・篠原　岳夫）
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　楽天の今江監督は第1クールを終え「投打ともにみんないい仕上がりをしてくれている。120点」と総括し、MVPには「ここ数年の悔しい思いが初日から出ていた」と元主将の茂木を指名した。

　主砲・浅村の三塁コンバートに伴い、プロで経験のない二塁に挑戦中。精力的にノックを受け「（本職の三塁と）逆の動きになることも多く、しっくりきていない。反復練習でものにできたら」と話した。昨季は8年目で、いずれも最少となる8試合出場でわずか1安打に終わった。長打狙いで打ち損じが多かった点を反省し、打撃練習では目付けや方向など工夫しながら取り組む。「確率よく打つ中で、甘い球を長打にしていきたい」。目標は全試合出場で、21年以来3年ぶりの規定打席到達。二塁で小深田、黒川らとの争いへ、14日で30歳になるバットマンは復活しか見ていない。（花里　雄太）