ソフトBウォーカー「毎週日曜には必ずピンクのものを身につける」　新天地でも啓発活動

ピンクのヘアバンドや手袋を付けて打撃練習に向かうソフトバンク・ウォーカー（撮影・岡田　丈靖）
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　巨人からトレードでソフトバンクに加入したアダム・ウォーカー外野手（32）が4日、柳田、近藤、山川の豪華メンバーとランチ特打を行った。

　コンタクトを意識し、柵越えは2本だったが調整は順調。「いい感じで来ていると思う。Adam　Brett　Walkerなのでエービーかエビちゃんと呼んでください」と笑みを浮かべた。

　キャンプ最初の日曜日。ウォーカーが身につけたのがピンク色のヘアバンドと打撃用手袋だった。乳がんの早期発見を啓発・推進するピンクリボン運動の一環で巨人時代から続けてきた取り組みだ。もちろん新天地でも継続する。「祖母が乳がんを患ったということがきっかけで、毎週日曜には必ずピンクのものを身につけるというのが自分の中にある。これからもいろんなピンクのものを見ると思います」と話した。

　ソフトバンクでは選手、指導者として活躍した鳥越裕介さんが2008年に愛妻を乳がんで亡くしたことがきっかけで、毎年ピンクリボン運動が実施されている。今季も選手がピンクリボンユニホームを着用する「ピンクフルデー」が5月17日～19日の西武戦で開催される。新加入の助っ人も「自分も一緒に参加して何かできれば」と共感の声を上げた。

　巨人時代もピンクのヘアバンドが目立った日曜日は22年に9本塁打。23年も6本塁打のうち3本塁打と好相性を誇る。DHでの起用が想定されている鷹でもピンクのエビちゃんが頼もしい存在となりそうだ。　（木下　大一）