野村克也監督の「荒井ポカリ事件」真相を初めて明かします…笘篠賢治氏「野村さんも分かってない」

[ 2023年10月12日 20:00 ]

ヤクルト時代の野村克也監督。手前は古田敦也氏
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 元巨人の槙原寛己氏(60)が元ヤクルト、広島の笘篠賢治氏(57)をゲストに迎え、自身のYouTube「ミスターパーフェクト槙原」を更新。ヤクルト時代の野村克也監督による荒井幸雄氏の頭を「ポカリ事件」の真相を明かした。

 1992年7月5日、神宮での巨人戦。4―4の9回1死満塁で代打に出した荒井幸雄氏の頭を野村監督がヘルメット越しに「ポカリ」とやった。

 それが地上波のテレビで全国中継され、ID野球を掲げる知性派と思われていた野村監督の“鉄拳”にファンは衝撃を受けた。

 笘篠氏は「事件の真相、初めて言いますよ。野村さんは分かってない」と切り出した。

 そのときマウンドにいた投手の癖を見抜いた笘篠氏と秦真司氏が、片方が声を出したら直球、もう片方なら変化球と合図を決めた。

 荒井氏は代打に向かう前、どちらがどっちか最終確認するためにベンチに戻った。

 それを集中力に欠いていると勘違いした野村監督が「集中せい!」とポカリと叩いてしまったのだ。

 今よりも鉄拳制裁に寛容だった時代でもセンセーショナルな事件だったが、槙原氏は「ノムさんは俺が(グラブの中で)フォーク握るとさ“フォーク、フォーク、フォーク”って黄色いドリフ(のコント)みたいなでっかいメガホンで言うから。子供じゃないんだから。IDじゃないでしょって見ていた」と笑った。

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