プロ志望届締め切り 高校・大学計311人提出 佐々木麟太郎、151キロ平野、徳島商・森ら提出せず

[ 2023年10月12日 17:10 ]

花巻東・佐々木麟太郎
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 日本高野連と全日本大学野球連盟は12日、プロ入りを希望する選手に義務づけた「プロ志望届」の提出を締め切り、高校生139人、大学生172人の計311人が提出した。提出選手は10月26日に行われるプロ野球ドラフト会議の指名対象となる。

 高校生は139人が届出た。今夏、侍ジャパン高校代表として世界一に貢献した大阪桐蔭・前田悠伍投手、沖縄尚学・東恩納蒼投手、山形中央・武田陸玖投手らが提出。「広陵のボンズ」こと真鍋慧、九州国際大付・佐倉侠史朗も届け出て「高校四天王」のうち3人がプロ志望となった。また報徳学園の強肩捕手・堀柊那らが提出した。

 今春選抜優勝の山梨学院、今夏甲子園を制した慶応からはともに提出者はなかった。毎年、現役続行希望者はほぼ全員慶大に進学している。準優勝の仙台育英からは仁田陽翔投手、山田脩也内野手が届け出た。

 四天王の一角でドラフト1位候補に挙がっていた花巻東・佐々木麟太郎内野手は米国留学を宣言し、届出せず。高校代表入りした日大三・安田、徳島商・森煌誠、横浜・緒方漣らも提出しなかった。

 また、世代屈指の呼び声が高かった最速151キロを誇る専大松戸・平野大地も提出を見送った。平野は最速151キロの直球を駆使して選抜大会でチームをベスト8に導くなどプロ球団の注目を集めた。今夏甲子園出場も、右手のしびれが原因で登板機会がなく3回戦の土浦日大戦に敗退。試合後「今の力では戦えないと思うので、4年間しっかりと力をつけて調整する形にしたいと自分の中では思っています」と進学希望の意向を明かしていた。

 大学生は172人が届を出した。ドラフト1位候補に挙がる青学大の下村海翔投手、常広羽也斗投手、国学院大の武内夏暉投手らが提出。

 今夏日米大学選手権で20度目の優勝を飾った大学代表メンバーでは、慶大・宮崎恭輔捕手、亜大・天井一輝外野手が提出しなかった。

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