阪神・秋山 開幕ローテ入り決めた 結婚発表したばかりの右腕が決意「守るものもできるし…」

[ 2023年3月26日 05:45 ]

オープン戦   阪神7―0オリックス ( 2023年3月25日    京セラD )

<神・オ>初回、本塁打を放った大山(左)とグータッチをする秋山(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・秋山が開幕ローテーション入りを決めた。オープン戦初先発のマウンドで4回2安打無失点と好投。伊藤将の離脱で巡ってきたチャンスをモノにした。

 「力む部分もありましたが、前回登板より強い球が増えてきて良くはなってきているのかなと思いながら投げられているので、いい結果になったかなと」

 3回2死二、三塁で好調の野口を中飛に仕留めるなど要所を締めた。直球に加えて、この日は110キロ台のカーブを多投することで緩急も駆使。「カーブの制球が落ち着いているし、いろんなところで使えたら他の球も生きてくる。(配球で)ちょっと消しがちになりますけど、今年はしっかり使えるように」と手応えを得た。

 2軍から緊急昇格したのは3月中旬。3回無失点だった19日ヤクルト戦(神宮)に続いて結果を残した右腕について岡田監督は「丁寧に投げるな。伊藤将もまだブルペン入ってちょっと(しかたっていない状況に)なるからな。2つ目は秋山でいこうと思う」と開幕2戦目となる4月1日DeNA戦(京セラ)での起用を明言。秋山も「(ライバルに)ポジションを与えないようにしがみつきたい」と表情を引き締めた。

 左のエース格である伊藤将の離脱は確かに痛いが、その穴埋め役を担う背番号21も過去3度、2桁勝利と実績は十分。前日24日には28歳の一般女性との結婚も発表した右腕は、決意をにじませた。

 「守るものもできるし昨年一年ふがいないシーズンだったので、しっかりしたものを見せないと、という気持ちは強い」。その胸に「逆襲」の2文字を刻み、14年目のシーズンを先発ローテの一角として迎える。(遠藤 礼)

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2023年3月26日のニュース