胸躍るバウアーのDeNA加入 この“超大物”と過去に日本で投げ合った虎戦士と驚きのデータ

[ 2023年3月26日 08:00 ]

09年7月、山形県鶴岡市で行われた日米大学野球第4戦でともに先発した二神(右)とバウアー
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 他球団とはいえ、胸の躍るニュースだった。先日、DeNAが獲得を発表したトレバー・バウアー(前ドジャース)は、メジャー好きなら知らない人がいないほどの超大物。阪神戦で甲子園のマウンドに上がる日がやってくる日が今から待ち遠しいが、実は過去にバウアーと日本のマウンドで投げ合ったことのある虎戦士がいた。

 「(投げ合ったのは)知らなかったです…。バウアーがその後にメジャーに行ったことは知ってましたが」。声の主は、10年から16年まで阪神でプレーし、現在は球団広報を務める二神一人氏だ。09年7月15日の第37回日米大学野球選手権の第4戦(山形)は、法大のエースだった二神とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のバウアーが先発。日本打線は立ち上がりのバウアーを攻めるなど4回までに4点を奪った。対する二神は3回3安打1失点の好投で、8対3の快勝に貢献。“投げ勝った”形でも同氏は詳細な内容は覚えていなかったようで「僕が1失点でバウアーが4失点?自慢できるじゃないですか」と笑った。

 そんな会話をした後、二神氏は気になって当時のことを調べ直したという。「あれから自分で調べました。山形でやってたんですね。相手にはコール、グレイがいて、まだ現役でやっているんですね」。米国代表にはバウアーだけでなく、今やメジャーを代表する投手となったゲリット・コール(ヤンキース)、ソニー・グレイ(ツインズ)もいた。負けず劣らず、日本代表もその第4戦で二神の後に野村(広島)、東浜(ソフトバンク)、沢村(ロッテ)、菅野(巨人)がリリーフ登板する超豪華リレーが実現。二神氏は「今思えば、すごい投手ばかりのチーム」と懐かしんだ。「バウアーに今度あいさつに行ってみようかな…僕のこと知ってるわけないか(笑い)」。

 記者のような“ミーハー”でなく、日本でのバウアーの登板を感慨深く待ち望んでいる人もいる。(記者コラム・遠藤 礼)

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2023年3月26日のニュース