広島・新井監督 球団45年ぶり7連敗…OP戦最下位確定も 「あくまで、シーズンに入るための準備」

[ 2023年3月26日 06:30 ]

オープン戦   広島2―8ソフトバンク ( 2023年3月25日    ペイペイD )

<ソ・広>5回の大量失点にがっくりの新井監督(撮影・中村 達也)
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 広島はソフトバンクに敗れ、15年以来8年ぶりのオープン戦最下位が決まった。78年以来45年ぶりとなる7連敗(3分け)と勝利が遠い状況にも、新井監督が下を向くことはなかった。

 「(順位は)気にならない。勝ち負けは関係ないというか、勝てば気分はいいけど、あくまで、シーズンに入るための準備だと思っている」

 この日は、いずれも内野ゴロの間に挙げた2点どまり。19日のオリックス戦の9回に松山が放った左前適時打を最後に、目下36イニング連続で適時打がない状況だ。貧打が気にかかるところだが…指揮官は泰然自若を貫いた。

 吉兆ともとれるデータもある。直近3年のオープン戦最下位チーム(20年巨人、21、22年ヤクルト)はいずれもリーグ優勝を飾っている。この情報を伝え聞いた新井監督も「いいデータだと思う」とプラスに受け取った。

 オープン戦は残り1試合。ここまで15試合では同じパターンの打順を組むことは一度もなかった。戦力を見極めながら模索を続けてきたが、最終戦となる26日のソフトバンク戦は開幕戦を想定したオーダーで臨む。

 「明日はそれ(公式戦)を想定していく。本番みたいな感じで起用していく」

 最後はいい形で締めくくり、31日の開幕に弾みをつける。(長谷川 凡記)

 ○…広島は3月12日ヤクルト戦から3分けを挟み7連敗。今春のオープン戦ではDeNAの7連敗に続く2チーム目。チームでは78年に7連敗して以来45年ぶり。なお70年には12連敗を喫したことがある。

 ○…1試合を残してオープン戦最下位が確定。15年以来8年ぶりで、前回はシーズン4位。ちなみに直近3年のオープン戦最下位チーム、20年巨人、21、22年ヤクルト(22年は巨人と同率)はリーグ優勝している。

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2023年3月26日のニュース