侍コーチ陣が見た栗山監督 「日に日にやつれて」 準決勝後には「俺たちヤバかったよね」

[ 2023年3月26日 22:52 ]

会見する栗山監督(撮影・白鳥 佳樹)
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 第5回WBCで世界一になった侍ジャパンのコーチ陣が26日、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)に出演。栗山監督との“裏話”を明かした。

 城石憲之内野守備走塁兼走塁コーチによると、準決勝のメキシコ戦でヤクルトの村上が逆転サヨナラ安打を放って劇勝した後、栗山監督が「あれ、ムネが打ってなかったら、ちょっと、俺たちヤバかったよね」と語ったという。

 村上は1次ラウンドから不振で、準決勝でも4打席凡退に倒れていた。だが9回無死一、二塁で迎えた場面で栗山監督は「ムネに任せた。思い切って行ってこい」という言葉を城石コーチから村上に伝えた。城石コーチは「終わりがああいう終わりだったので、冗談みたいな話ができましたけど」と振り返り笑った。

 また、白井一幸ヘッドコーチは栗山監督について「間近で監督を見ていて、やはりね、重圧、責任感、国民の期待を一身に背負っている」と感じたといい、「日に日にやつれていって…いろんなものを背負っているな、と感じていました」と明かした。

 さらに「言っていいのかどうか分からないですけれど」と前置きしながら、「『もう一回やれと言われても、いくらもらったとしても、いくら積まれたとしても、もういいかなあ、っていうぐらいの心境だよ』とポロっと漏らしていました」と、プレッシャーに耐えてきた栗山監督の本音を明かしていた。

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