阪神・才木 5回3失点も充実の73球「バッターの反応だとか、シーズンですごく使えそうな配球あった」

[ 2023年3月20日 05:15 ]

オープン戦   阪神0-3ヤクルト ( 2023年3月19日    神宮 )

5回2死、丸山和に中前打を打たれた才木(撮影・大森 寛明)
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 打たれても、阪神・才木の表情は明るかった。先発して、1被弾を含む5回5安打3失点。だが、試合後は反省より、充実感が上回った。

 「(収穫は)バッターの反応だとかそういうもろもろ。今シーズンですごく使えそうな(配球などが)結構あったので、それは良かった」。4回無死二塁。内角球が得意なオスナに対し、カウント1―1から内角直球を投じ追い込んだ。続く4球目もあえて、内角直球での勝負を選択。結果は2ランでも、そこに収穫があった。

 「三振を狙うなら高めにとか、球種を変えるとか。シーズン中はそういう投げ方をした方がいいと、きょう投げて思った」。2回の6番・内山の打席でもカーブを2球連続で選択。相手打者の反応を見ることに終始した。

 「イニングを投げきれるように」とテーマを設定した一戦で、今春のオープン戦最多となる73球。「投げ切れて良かった。あとは変化球の精度を高めていきたい」。次戦は26日・オリックス戦(京セラ)の登板予定。開幕3戦目のDeNA戦へ向けて、準備は着々と進んでいる。(石崎 祥平)

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2023年3月20日のニュース