侍・栗山監督　メキシコに警戒心　打倒メジャー軍団「かけ算のようなチーム」

練習を視察する栗山監督（撮影・会津　智海）
Photo By スポニチ

　侍ジャパンの栗山監督はマイアミで初の全体練習を終えると、準決勝と決勝で難敵相手に予想される激闘を歓迎した。

　「全力で国の威信を懸けてくる。どこが勝っても、どこがやられてもおかしくない。元々そういう大会を求めていたはず。そういう意味で凄くいい空気感」。就任当初から野球が生まれた米国で、メジャーリーガーがそろう国を倒すのが目標だった。突然の組み合わせ変更で米国とは決勝まで当たらないが、準決勝の相手はメジャー組が中心のメキシコ。「メジャー組のいい選手が何人もいるし、勢いがある。一対一の戦いではない中で、かけ算のようなチームになっていく。そこにのみ込まれないようにしたい」と勢いづく相手に警戒心を強めた。（秋村　誠人）