【センバツ】大阪桐蔭のプロ注目左腕、前田「尻上がりに投げられた」毎回の14奪三振で完投

[ 2023年3月20日 16:58 ]

第95回選抜高校野球大会2回戦   大阪桐蔭3-1敦賀気比 ( 2023年3月20日    甲子園 )

<大阪桐蔭・敦賀気比> 先発する大阪桐蔭・前田 (撮影・亀井 直樹)
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 大阪桐蔭はエースで主将のプロ注目左腕、前田悠伍(3年)が毎回の14奪三振で敦賀気比打線を1点に抑え、134球で完投勝利。初戦突破に貢献した。

 立ち上がりこそ連打で2死一、三塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜けると、許した失点は4回の適時二塁打による1点のみ。「初回はなんとか0点で抑えようと思っていてピンチの場面もあったけど、粘り強く投げられた。後半にかけて尻上がりに投げられた」と振り返り、14奪三振に「一番、チェンジアップが良かった」と少しだけはにかんだ。

 三者凡退は7、9回の2イニングだけ。それでも走者を置くとギアを上げて相手打者に立ち向かい「やっぱり1点もやれない中で力も入りましたし、僅差の試合を想定していたので、1点取られたら流れがいくと思ったので、取られないようにしました」と汗を拭った。

 その上で試合全体を振り返り「序盤で言ったら、なんとか流れを作っていく中で投げていた。後半に入って相手を圧倒する自分の持ち味である強気のピッチングをすることを心がけていました」と語った。

 自身は春夏3度目の甲子園だが、主将としては初めて聖地に足を踏み入れた。「去年で言ったら自分が引っ張っていってもらう立場で自分はただ付いていっただけ。今回はキャプテンにならせていただいて自分が引っ張っていくので、声をかけることを意識して甲子園でできている。キャプテンとしてまだまだの段階ですけどキャプテンとしてもっと成長していけたら」と強い自覚も口にする。

 次戦へ向けて「初戦突破を達成できたので、一戦必勝、2連覇を目指してがんばっていきたい」と意気込んだ。

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2023年3月20日のニュース