アスレチックス藤浪 ドジャース相手に1安打1失点投球も制球乱れ5四球 開幕投手の栄誉は得られるか

[ 2023年3月20日 07:18 ]

アスレチックスの藤浪(AP)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が19日(日本時間20日)のドジャース戦に先発。4回3分の2、1安打5四球1失点、4奪三振だった。球数は80球、ストライクが42球でストライク率は52・5%。

 初回は1番ジェームズ・アウトマン、2番フレディ・フリーマンを内角直球で2者連続の見逃し三振、3番JD・マルティネスを外側のスライダーで緩い遊ゴロと順調な滑り出し。2回はマックス・マンシーを内角のスライダーで空振り三振、トレーシー・トンプソンに四球を与えたが、ミゲル・ロハスを初球低目の直球で遊ゴロ併殺に打ち取った。

 しかし、3回に入ると制球難に陥った。度々ボールが抜け、3連続四球で無死満塁のピンチ。1番アウトマンをスプリットで空振り三振に打ち取ったものの、フリーマンに2-2から中犠飛を打たれている。4回も先頭打者に四球。次打者の時にワイルドピッチで二塁進塁を許した。しかしながらトンプソンの打球が遊直併殺となり、ピンチを脱した。5回は2死後、9番パトリック・マジーカに直球をセンター右への二塁打で初安打を許し、ここで降板している。藤浪はアスレチックスの開幕投手の候補者の一人と目されている。

 フリーマン、マンシーらリーグを代表する強打者から三振を奪ったのはプラス材料だが、ストライクとボールがはっきりし5四球を与えたのはマイナス材料になった。藤浪のオープン戦の成績はここまで4試合に先発、12回3分の2を投げ、防御率4・26、WHIPは1・58。17奪三振、13与四球。

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2023年3月20日のニュース