KKの記録に挑む 二松学舎大付・片井

[ 2023年3月20日 09:00 ]

 20日の第2試合に昨夏の甲子園を沸かせた長距離砲が登場する。二松学舎大付の片井海斗(2年)だ。昨夏は1年生ながら名門の4番として甲子園初登場、2回戦の社戦で初アーチをマークした。48年の学制改革後、1年生の本塁打は21年の緒方漣(横浜)に次ぐ18人目(20本目)。そのうち4番としては83年の清原和博(PL学園)、10年の萩原英之(九州学院)以来史上3人目の快挙だった。

 過去17人のうち翌春の選抜にも出場したのは前記の清原、萩原を含め桑田真澄(PL学園)、高松広晴(専大育英)、梅田大喜(明徳義塾)の計5人。そのうち清原と桑田のKKコンビだけが1年の夏から2季連続で本塁打を放っている。今春、KKの記録への挑戦権を持っているのは片井しかいない。

 昨秋の公式戦でも4番に座り厳しいマークの中、3本塁打と結果を残した。桑田は3季連続、清原は5季連続で本塁打をマークしているが、令和の大砲はどこまでレジェンドに近づくことができるか。

 相手は優勝候補の一角にも挙げられる広陵。“広陵のボンズ”こと真鍋慧や片井と同学年の只石貫太ら強打者が並ぶ。アーチの競演となるか注目したい。

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2023年3月20日のニュース