【センバツ】昨春王者の大阪桐蔭・西谷監督「腰が据わった打撃をできなかった」センバツ初戦の難しさを語る

[ 2023年3月20日 16:38 ]

第95回選抜高校野球大会2回戦   大阪桐蔭3-1敦賀気比 ( 2023年3月20日    甲子園 )

<大阪桐蔭・敦賀気比> 指示を出す大阪桐蔭・西谷監督 (撮影・亀井 直樹)
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 昨春王者の大阪桐蔭は敦賀気比との接戦を制し、初戦を突破。西谷浩一監督は通算65勝目となり歴代最多の高嶋仁監督にあと3勝まで迫った。

 プロ注目のエース左腕、前田が毎回の14奪三振で、敦賀気比打線を1点に抑え、134球で完投勝利。打線も3回に村本、徳丸の連打で2点を先制すると、7回には山田の適時二塁打で加点し、エースを援護した。

 接戦を制しての初戦突破に西谷監督は「センバツの初戦というのは何回やらしてもらっても、なかなか上手く導けない。子供たちも初めてですし。相手が敦賀気比さんなので、簡単には勝てないと覚悟して入りましたが、そのような試合になりました」と大粒の汗を拭って安堵の表情を見せた。

 毎回の14奪三振で1失点完投の前田については「前田自身で言うと、本調子でない感じでしたけど。その中でも粘り強く投げてそれで勝てた。相手の打者を見ながら捕手・南川としっかりやってデータ班と準備してましたのでしっかり投げてくれた」とねぎらった。

 一方、打線は7安打で3点にとどまり、バントミスなどもあり「思い通り打てませんでした。7回もっと攻撃して点数を取れれば少し楽になったが、攻めきれなければ苦しい試合になる典型的な試合だったと思います」と反省。春連覇に向けて「今日もまだまだ攻撃的に思い切ったことができませんでした。腰が据わった打撃をできなかったので、もっともっと鍛えて粘って粘って粘り抜く大阪桐蔭の野球をしたい」と語った。

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