【お立ち台全文】広島・菊池涼 復帰戦でいきなり決勝打「テレビで10日間見ていて、プレーしたいなと」

[ 2022年8月27日 21:40 ]

セ・リーグ   広島6-4巨人 ( 2022年8月27日    マツダ )

<広・巨>ヒーローインタビューで大盛(左)に一礼する菊池涼 (撮影・奥 調)
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 広島が27日の巨人戦で6-4と逆転勝利。負ければ2年ぶりの巨人戦負け越しが決まる一戦で、復帰戦となった菊池涼介内野手(32)が、見事な一打を見せた。

 4-4と同点で迎えた8回、先頭の大盛が中堅越えの三塁打を放つと、菊池涼は2番・羽月の代打で登場。すると、巨人5番手クロールの150キロ直球を逆らわず右前に運び、勝ち越しに成功した。その後、1死一、二塁から坂倉の遊ゴロを、坂本が一塁へ悪送球。この間に、二塁走者の菊池涼が本塁へ生還し、貴重な追加点もゲットした。9回には二塁守備にもついて、復帰戦を飾った。

 この日から、佐々岡監督が戦列に復帰。菊池涼も小園とともに出場選手登録されたばかりだったが、いきなりの一打で、本拠地・マツダスタジアムの鯉党を沸かせた。

 以下は、試合後に大盛と呼ばれたヒーローインタビューでの菊池涼と一問一答。

 ―おかえりなさい!
 「ありがとうございます」

 ―登録後、すぐに出番が。
 「あの(大盛)穂がセンターオーバー打った時点で、ホームに還って来てくれないかな、と。実際はちょっと弱気な心でネクストで見つめていましたが、本当にチャンスを作ってくれたので、何とかバットに当てたら、何かが起こると思って、当たってくれました」

 ―万雷の拍手だった。
 「本当に、テレビで10日間ずっと見ていて、やっぱり寂しいな、プレーしたいなと思っていましたし、ここに立った時に皆さんの拍手や声援がすごい力になると改めて感じました」

 ―いきなり活躍して、チームも勝利。
 「正直、息が上がったりするところもありますし、練習もそんなにできていないですが、やっぱり監督に起用して頂いた以上、やるしかないと思いますし、ゲーム差もまだまだ可能性あります。しびれる戦い、まだ続きますので、必死になってやっていきたい」

 ―今後へ。
 「しびれる試合もいっぱいある。ゲーム差も団子状態ですし、気を抜くなんてことは一切ないです。みんな勝ちたいと思って、ここに来ています。皆さんの声援や拍手で後押しして頂けたらな、と思います」

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